よい歯並びのために④|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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よい歯並びのために④

投稿日:2024年7月8日

カテゴリ:スタッフブログ

 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 前回までのよい歯並びのためにでは、不正咬合について、悪い癖が与える影響、哺乳期や離乳期(初期・中期)に気を付けたい生活習慣についてでした。

 

今回は、離乳期(後期・完了期)、幼児期、学童期に気を付けたい生活習慣です。

 

離乳期(5ヶ月~1歳)

<後期>(9~11ヶ月)

 このころは、上下4本の前歯が生える子も増えてきます。

奥歯はまだ出ていませんが、歯ぐきも固くなり歯ぐきを使ってかむようになります。

歯ぐきでつぶせるくらいの固さのもので、丸のみしていないか注意が必要です。

短い時間で飲み込んでいたり、うんちにそのまま入っているようだと、丸のみしているので、少しやわらかい離乳食に戻してかむようにしましょう。

 

 

<完了期>(12~15ヶ月)

 

 1歳になると、前歯は完全に萌出し、早いと奥歯も生えてくる子もいます。

乳臼歯が生えてきたら、ほぼ大人と同じものが食べられます。

母乳や、ミルクからは、この段階で完全に卒業するのが理想です。

 

月齢は、あくまでも目安で、口の中の成長段階はそれぞれ違うので、子どもに合ったペースで進めることが大切です。

 

幼児期(1歳~6歳)

 離乳期以降子どもは、ものを飲み込む時の口の動きが大きく変わります。

乳児型嚥下(えんげ)・・・・母乳やミルクをのむ方法で舌を前後に動かして飲み込み、その時舌は、歯が生えてくる位置よりも前に出ます。

 

成熟型嚥下・・・・固形物を食べるようになってから身につく方法で、舌を歯の内側に置き、上あごにぐっと押しつけるようにして食べ物や飲み物を飲み込みます。

 

下の前歯が生えてくる6・7ヵ月頃から、舌の位置が口の内側へと変わり、乳児型嚥下から成熟型嚥下へと移行し、3・4歳頃には完全に切り替わります。

 

しかし、乳児型嚥下が残ってしまうケースもあり、歯がそろったあと舌を突きだすことが続いていると開咬を引き起こしたり、舌の位置が下がり、慢性的な口呼吸につながることもあります。

 

スムーズな切り替えには、口のまわりの筋肉を育てるために、正しい動きを身に付けることが必要です。

 

特に、離乳食が終わるころには、卒乳をしたほうがよいでしょう。

 

母乳やミルク以外に水分をとる機会が増えてきたら、コップ飲みで、コップのはじに唇をつけ、上の唇ですすって飲む練習をしましょう。

 

 

学童期(6歳以降)

 

丈夫なあごを育てるためによくかんで食べる癖をつけましょう。

小学校に上がる6歳以降はあごの成長に加え、永久歯への生え変わりと大切な時期です。

・口をしっかりつむる

・よくかんでたべる

・姿勢を正す

・爪をかまない

・唇をかんだり、巻き込んだりしない

などの生活習慣に気を付けましょう。

 

お口の中で気になることがありましたら、さいたま市中央区歯科 伊藤歯科医院までご連絡ください。

 

 

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