けがで子どもの歯が抜けた・欠けた時は?
投稿日:2017年3月31日
カテゴリ:スタッフブログ
2017年03月31日
こんにちは。
春になりだんだんと暖かくなってきました。
春休みや新学期が始まり、外で遊ぶことも増えてくる時期ですね。
学校や公園の遊具や、ボール遊びなどの最中に、思いがけず、子どもがけがをしてしまうこともあるかと思います。
今回は、ぶつかって歯が抜けてしまった際、歯が欠けてしまった際の対応法についてお話したいと思います。
歯が抜けた場合
歯が根っこから抜け落ちた場合、できるだけ早く元の位置に戻してあげるほど、その後の治りが良いといわれています。歯の根っこの周りにある膜 (歯根膜) はとてもデリケートな組織です。汚れがついている場合もあるかと思いますが、ごしごしこすったり、水道水で洗ったりせずに、もしあれば歯の保存液に浸けるか、牛乳に浸けるか、ラップに包むか、何もない場合はお口に含んで、乾燥させないようにしてできるだけ早く歯医者さんに受診するようにしましょう。
ネオ製薬から出ているティースキーパー (歯の保存液)
歯が欠けた場合
歯が欠けた範囲が小さい場合は、歯医者さんで磨いて尖った部分を丸めたり、白い樹脂の詰め物をしたりします。欠けた部分は小さく見えても、衝撃で歯の神経 (歯髄)や歯の周りの組織がダメージを受けていて、時間が経ってから症状が現れる場合も少なくないため、しばらくは経過を見る必要があります。
歯が大きく欠けて神経まで達している場合は、応急処置をして、欠け方に応じて神経の処置を行うこともあります。この場合も経過を見ていくため、定期的なチェックが必要です。
もし欠けた歯があれば、つけられる可能性もあるので、水に浸けて持っていきましょう。
その他、衝撃で歯が歯茎に埋まったり位置がずれてしまったり、歯や歯の根にひびがはいったり折れたりすることもあります。
どの場合も早めに歯医者さんを受診しましょうね。
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