洗口液の医薬品、医薬部外品、化粧品の違い

みなさんこんにちは

ご自宅で洗口液を使用されていますか？

洗口液と言ってもさまざまな商品があり、スーパーやドラックストアでは洗口液、含嗽剤、マウスウォッシュ、マウスリンス、オーラルリンス等が販売されています。

日本では洗口液が一般的な名称ですが、海外では、マウスウォッシュとマウスリンスが混在しているようです。

洗口液はすすいで吐き出す簡単な使用法のため、外出先でも口臭対策やリフレッシュとして手軽に使うことができます。

洗口液と液体歯磨きの違い

同じ液状のため混同されやすく、ドラックストアなどでも並列で販売されているため、正しい使い方がされていないものに液体歯磨きがあります。

洗口液は、歯ブラシを使わずに「適量を口に含んですすいでから吐き出す」ことにより、口の中の浄化と口臭予防効果が期待できます。また、薬用成分を配合し、お口の中の細菌の殺菌効果も期待できる製品もあります。

一方液体歯磨きは、「適量を口に含みブラッシングする」あるいは、「適量を口に含み吐き出した後ブラッシングする」もので、殺菌成分の他に抗炎症成分、血流促進剤を配合しています。液体歯磨きはブラッシングすることが前提となっているため、法律により表記できる効能が増えています。

医薬品、医薬部外品、化粧品の違い

スーパーやコンビニ、ドラックストアで販売されている洗口液は化粧品もしくは医薬部外品になります。

これ以外に、医薬品として「含嗽剤」と「洗口剤」があります。含嗽剤は医師もしくは歯科医師の処方が必要な医療用医薬品のことで、その一部は医師・歯科医師の処方がなくても購入できる一般医薬品としてドラックストアなどで販売されています。イソジンで知られるポピドンヨード、アズノールで知られるアズレンスルホン酸ナトリウムが該当します。洗口剤はフッ化物洗口剤もしくはベンゼトニウム塩化物（ネオステリングリーン）が該当します。

医薬品と医薬部外品、化粧品の大きな違いは目的と使用法です。

医薬品は歯科医師により治療目的で処方されるため、期間限定の使用に限られます。医薬部外品、化粧品はプロフェッショナルケア後の良好な状態を維持するための補助的な役割を担うため、継続使用が基本です。

医薬部外品と化粧品の違いは、有効成分の有無により分類されています。化粧品に分類される製品は洗口を行うことでお口の中をきれいにするとともに口臭予防効果が得られますが、口臭の原因を除去するわけではないのでその効果は一時的です。

洗口液、液体歯磨きは成分によってさまざまな効果がありますが、それぞれの特徴を理解した上で使用することが大切になります。

さいたま市南与野で洗口液、液体歯磨きの違いについて知りたい方は伊藤歯科医院までお越しください。