口が臭う?口臭の原因と対策
投稿日:2024年5月29日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさん、これまでに一度は自分や周囲の人の口臭を気にした事があると思います。
本日は口臭の原因と対策についてお話しします。
口臭とは?
他人を不快な気分にさせる口の匂いを口臭と称します。
口臭にも種類があり、原因も様々ですが大きく分けて5つあります。
①生理的口臭
唾液には洗浄抗菌作用がありますが、起床時や空腹時などで、唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因である揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン)が大量に作られ口臭となります。 これは歯磨きで細菌を除去したり、食事や水分補給で唾液の分泌量が増加すると急激に改善します。
②飲食物や嗜好品による口臭
ニンニク、酒、タバコ等によるもので、時間が経つと自然になくなります。
③病的口臭
呼吸器系、消化器系、耳鼻咽喉系の疾患や糖尿病、肝硬変などの病気が原因のこともありますが、口臭はほとんどの場合が口腔内に原因があります。 歯周病、むし歯、舌苔(舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり)、口腔内の清掃不良があげられます。 原因となる口腔内の治療を行なえば、減少や改善させる事ができます。
④ストレスによる口臭
ストレスにより唾液の分泌が減ると口臭の原因になります。
唾液の分泌は自律神経が調整しています。分泌が促進されるのは、リラックスして副交感神経が優位になっているときです。緊張やストレスで交感神経が優位になると副交感神経の働きが弱まり、唾液の分泌が減り口腔内が乾燥して口臭の原因になります。
⑤心理的口臭
自分自身で強い口臭があると思い込んでしまう状態です。
口腔内にトラブルはなく、実際には臭っていないのに本人が口臭を気にして社会生活が障害される場合を心理的口臭症と言います。
この場合は、心の病が原因となっていることもあります。
口臭対策 日々のお手入れで口腔内を清潔に保つことが大切で対策の始まりです。 歯周病やむし歯にさせないように、歯ブラシや糸ようじ、歯間ブラシなどで汚れを落とし、洗口液でうがいをすると原因菌の繁殖を抑える事ができます。
また、口腔内を乾燥させないように、心がけると予防になります。
・食事を規則正しく良く噛んで食べる
・唾液腺を刺激するマッサージをする
・間食は唾液の分泌を促すガムを噛む(キシリトール100%のもの)
口臭の原因のほとんどが口腔内にあるため、原因となる歯周病、むし歯などの治療を受けましょう。
口臭の陰には口腔内の病気が隠れていることがあります。 特に歯周病は痛みもなく進行していき、口臭だけではなく歯を動揺させて、最終的に歯が抜け落ちる怖い病気です。
症状がなくても定期的に歯科健診を受けて、プロのケアを受けることをおすすめします。
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