甘い物の食べ方やむし歯のリスクについて
投稿日:2023年1月23日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、いつも伊藤歯科のブログをご覧いただきまことにありがとうございます。
本日は甘い物とむし歯の関係についてお話ししたいと思います。
少しのお時間をお付き合いください。
みなさんの周りにはあまり歯を磨かなくても、むし歯にならないという方はいらっしゃいませんか?
最近では食事とむし歯の関係が注目されています。
歯を磨かないことよりも何を食べているかのほうが、むし歯に関係しているとも言われています。
むし歯のことをう蝕(うしょく)といいますが、これは糖を食べたときにつくる酸によって、歯のエナメル質が溶けて穴があいてしまった状態のことをいいます。糖質の多い食事や甘いおやつを食べる習慣がある人ほど、口の中に糖がある状態が長く、酸がつくられる時間も長くなるため、むし歯になりやすくなります。
ごはんやパン、麺、スナック類、加工品に含まれる発酵性糖質(フルクトースやスクロースなど)は、すべて虫歯菌のエサになります。
果物やハチミツならむし歯にならない??
果物やハチミツは血糖値を上げにくい果糖が多いため、むし歯の原因にならないという説もありますが、これは大きな間違いであると言われています。
果糖も糖質なのでむし歯菌のエサになります。
果糖はむし歯菌が作り出すバイオフィルムのベースとなる不溶性グルカンの材料にならないため、長年「果糖はむし歯の原因にならない」と言われてきました。しかし、最近の研究ではむし歯菌はさまざまな糖質から酸をつくり、それがむし歯のリスクとなることがわかっています。
糖質が口のなかにある時間が長いほどむし歯のリスクは高まります。特に避けたいのが食事と食事の間の間食。ここで甘いものを口にすると、むし歯菌はずっと酸を出すことになり、むし歯になりやすくなってしまいます。
甘い物や果物、お菓子、絶対に食べてはいけないわけではないので工夫して摂るようにしましょう。
もちろん毎日の歯磨きは大切です。
鏡を見ながら歯磨きをしたり、デンタルフロスを使ったり、洗口剤を使ったりと
意識していただくだけでも汚れの落ち方は変わってきます。
セルフケアでは落とせない歯石、ステイン、バイオフィルム(歯の表面につく細菌の膜)は歯科医院でのクリーニングで綺麗にして、むし歯になりにくいお口の環境を作っていくことをおすすめします。
そのために定期的な検診をしていきましょう。
お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。
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