歯周病、(歯茎)の検査とは
投稿日:2023年6月19日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは。
いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は歯茎(歯周病)の検査についてお話ししていきたいと思います。
みなさんは新しい歯科医院に行った時や久しぶりに歯科医院に行った時、定期検診(メインテナンス)の時に「歯茎の検査をします」と言われたことはありませんか? 歯周病の検査とは一体何をしているのでしょうか。どのような必要性があるのでしょうか?
歯周病の検査とは、
①ポケット測定と出血・排膿の有無
歯と歯茎の境目に歯周病ポケットと呼ばれる溝があります。そこを「プローブ」というメモリのついた器具を使用し測定していきます。 2〜3mmが正常なポケット数値、4mmで歯肉炎の疑い、4mm以上になってしまうと歯周病の疑いが出てきます。 また、測定時に出血があると炎症が起こっているサインとなるため、正常なポケット数値であっても出血がある歯肉炎とされます。膿は歯周病が進行すると出てくることがあります。歯肉炎の状態であれば歯医者でのクリーニングとご自宅でのケアをしっかりと行えば健康な状態に治すことができます。 歯周病の場合はこまめに歯医者でのクリーニングを行い、ご自宅でのケアをしっかりと行い歯周病をコントロールしていきます。
②歯の動揺度
ピンセットで一歯ずつ歯を揺らして、揺れている歯があるかどうかをみていきます。健康な歯でも生理的動揺はありますが、歯周病の進行に伴い正常範囲を超えた動揺がみられるようになります。 動揺度0:生理的動揺(0.2mm以内) 動揺度1:わずかに揺れている(0.2〜1mm) 動揺度2:前後左右に揺れている(1〜2mm) 動揺度3:前後左右、上下に揺れている(2mm以上)
③歯石の有無
歯茎の中に歯石があるかどうかをみていきます。歯石が残っている状態であると歯茎に炎症が起き、歯周病が進行してしまうため取り除く必要があります。
④歯根の形の把握(X線により)
歯の根っこの曲がり具合や、凹凸を把握します。歯ごとに根っこの数や形は異なります。複雑な形態をしているとその部分に汚れが残ってしまい、炎症が起こってしまいます。 などをみています。歯周病は自覚症状がないままに進行してしまうことが多いためこれらの検査をすることで発見することができます。歯周病になってしまう原因は磨き残しや咬み合わせなど様々あります。気になる方は歯医者に行ってみましょう。
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