口内炎の原因と予防策について
投稿日:2023年12月29日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、口内炎の原因と対処法についてお話ししていきます。
口内炎の原因はさまざまです。 ストレスや栄養不足などによる免疫力低下や、口の中を噛んでしまうなどの物理的刺激、ウイルスなどによる感染が考えられるほか、原因不明な場合もあります。
一般的にもっとも多いのは「アフタ性口内炎」です。
原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足などが考えられています。 (ビタミンB2が欠乏すると口内炎ができます)
アフタ性口内炎にかかると、赤く縁取られた2~10mm程度の丸くて白い潰瘍が、頬・唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。 小さなものが2~3個群がって発生することもあります。普通だと10日~2週間ほどで自然に消滅してあとは残りません。
物理的刺激によって起こるのは「カタル性口内炎」です。
カタル性口内炎」は、入れ歯や矯正器具が接触し、頬の内側を噛んでしまったときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。 口の粘膜が赤く腫れ、水疱ができえしまいます。アフタ性口内炎とは異なり、境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりすることもあります。
また、味覚がわかりにくくなることもあります。
ウイルスや細菌の増殖が原因の「ウイルス性口内炎」です。
ウイルスが原因で起こる口内炎もあります。
単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎」(口唇へルペス)は、主に唾液などの接触感染や飛沫感染によって感染します。
ほかにも梅毒・淋病・クラミジアなど、性感染症(STD)による口内炎が知られています。 また、カビの一種であるカンジダ菌は、もともと口の中に存在する常在菌のひとつですが、免疫力が低下すると増殖し、「カンジダ性口内炎」を発症することがあります。
ウイルス性口内炎に多くみられる多発性の口内炎は、口の粘膜に多くの小水疱が形成され、破れてびらんを生じることがあり、発熱や強い痛みが伴うことがあります。
このような口内炎ができた場合、基本的な予防策は以下のものがあげられます。
・丁寧なブラッシングで、細菌の塊である「歯垢」を除去する
・うがい薬を使って細菌の増殖をおさえ、口腔内の清潔を保つ
・舌苔が多いと思われる場合は歯科を受診し、取り除いてもらう
・貧血や栄養障害が原因となっている場合は、不足しがちな栄養素の摂取を心がけつつ、栄養バランスのとれた食事をとる ・刺激を防ぐため、辛いもの、酸っぱいもの、しょっぱいもの、熱いものの摂取を控える
口内炎ができてしまった際は、この対処法を試してみてください。
さいたま市中央区で口内炎、原因、予防策でわからないことがありましたら伊藤歯科医院までお問い合わせください。
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