歯の神経を取るとどうなるの?
投稿日:2022年4月11日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさまは歯の神経を取ったことはありますか?
歯の内側にある神経は「歯髄」と呼ばれ血管と神経が混ざり合っていて、歯に栄養を送り込んでいる非常に重要な存在です。
その歯髄を取ることを歯医者では「抜髄」と呼んでいます。
では、抜髄した歯はその後どうなるかはご存じですか?
歯髄は歯に栄養を届ける役割をしています。 しかし、栄養を送る為の歯髄がなくなってしまうと、栄養が補給できずに歯は弱く・脆く・欠けやすくなり、変色してしまいます。
人間の噛む力は日常的な食事の際に、
男性・・・約60㎏
女性・・・約40㎏
程あると言われています。 歯には毎日とても大きな負担がかかっています。
歯にかかる負担は食事の時だけではなく、就寝時の歯ぎしりで歯牙にかかる荷重や顎骨にかかる荷重はさらに大きくなります。
歯牙にかかる荷重・・・約250㎏
顎骨にかかる荷重・・・約500㎏以上
抜髄して弱く脆くなった歯に上記の負担がかかると根っこが折れたり、根の先の病気になる可能性が高くなります。
再治療が困難になると抜歯になってしまいます。 歯の寿命を長くするためには、歯の神経が大変重要です。
まだ抜髄した事のない方は抜髄にならないように、抜髄をした歯がある方は余計な負担をかけないように、日頃からのお手入れと定期的なメンテナンスを心がけましょう。
伊藤歯科医院ではお一人お一人に合わせた最善の治療を行うためチーム医療に取り組んでおりますので、お口のお悩みや不安がある方はお気軽に さいたま市中央区 伊藤歯科医院までお越しください。
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