歯ぎしり・くいしばりをしていませんか
投稿日:2024年4月24日
カテゴリ:スタッフブログ
こんには。伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、歯ぎしり・くいしばりについてのお話しをさせていただきます。
みなさんは、お口を自然に閉じた時に上下の歯の位置はどのようになっていますか?
口唇を閉じたとき、下の歯が上の歯よりも少し内側にあり、上下の歯はどの場所も当たっていない、というのが理想的な歯の位置になります。
歯ぎしり・くいしばりをしているとどのような事がおこるのでしょうか。
●歯がすり減りがおきる。割れたり欠けたりする
上下の歯が当たって歯ぎしりをしていることで歯の表面がすり減ってしまう事があります。
また、くいしばりの影響で歯が欠けたり詰め物や被せ物が欠けたり割れたりすることもあります。
●歯がしみることがある
すり減った部分だけでなく、歯の根元がくさび状にくぼんでしまい、その部分がしみることがあり ます。
●顎関節症になることがある
歯ぎしり・くいしばりにより、顎の痛みがでるかたもいらっしゃいます。
お仕事をしている時や、家事や勉強など何かに集中していて、どこかの歯が噛み合って当たっているだけでも “くいしばり” になってしまいます。
無意識のうちにたくさんの方がこの ”くいしばり” をしています。
何かに集中しているとこれを防ぐのはなかなか難しいです。なのでお部屋の目につくところやお仕事のパソコンの周りなどに「歯を離す」という紙を貼ると意識しやすくなります。
当院では「歯を離す」のカードをお渡しする事ができますので一度使ってみたい方はスタッフにお声掛け下さい。
また、就寝中に歯ぎしり・くいしばりをしてしまう場合にはご自身で防ぐ事が難しいです。
そういった場合は、マウスピースをお作りして就寝中に起こる歯の負担を軽減していくことも必要になります。
保険の治療の範囲内でマウスピースはお作りすることができますので気になる方はお声掛け下さい。
また、保険診療外にはなりますが ”ボツリヌス治療” も当院では行うことができます。
ご自身では意識するのが難しい方や、マウスピースをするのが合わないかたはこちらを行うことができます。
ボツリヌスとは、ボツリヌストキシンと呼ばれる複合毒素から毒素を取り除かれて抽出されたタンパク質の一種です。
この薬剤を使い、咬筋といって噛む時に使う筋肉に注射をすることにより一時的に筋力を弱める治療です。
個人差はありますが、4~6ヵ月ほど持続力があるといわれています。ボツリヌス治療のタイミングなどは歯科医師とご相談しながら行わせていただきます。
歯ぎしり・くいしばりで気になる事がある、ご相談がございましたらご遠慮なくスタッフにお声掛け下さい。
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