むし歯になりやすい糖
投稿日:2020年3月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
皆さんは、むし歯になりやすい糖を知っていますか?
むし歯になりやすい糖は、ショ糖(スクロース)、果糖(フルクトース)、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)です。ジュース、炭酸飲料、缶コーヒーなど、多くの食品に含まれています。
また、歯垢(プラーク)のネバネバの元となる糖は、ブドウ糖(グルコース)、麦芽糖(マルトース、水あめ、麦芽還元糖)です。
*ショ糖
ショ糖はグルコースとフルクトースに分解され、ミュータンス菌はグルコースからグルカン(歯垢のネバネバ)、フルクトースから酸が作られます。歯垢の中のみが酸性になり、この酸によりむし歯が形成されます。
*果糖(フルクトース)
蜂蜜、果物、ベリー類等に多量に含まれています。
単体では、ブドウ糖より甘味が強いため、お菓子や清涼飲料水などの加工食品にも含まれています。虫歯菌に分解され、酸となり、歯のエナメル質を溶解する原因となります。
*異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)
デンプンから酵素分解されてできたブドウ糖と果糖の混合液です。
果糖50%未満→ブドウ糖果糖液糖
果糖50%~90%→果糖ブドウ糖液糖
砂糖は甘味料としては優れていますが、不規則な食事はむし歯のリスクを高めます。前回、むし歯になりにくい糖でキシリトールやソルビトールなどの糖アルコールについて説明しましたが、完全に置き換えることは現実的ではありません。様々な甘味料を砂糖とうまく使い分けることが大切になります!
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