歯が溶ける飲み物
投稿日:2020年5月27日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
皆さんは毎日何を飲まれていますか?
味や体にいいものなどさまざまな理由で選ばれているかと思いますが、
今回は飲み物の酸性度についてお話ししていきたいと思います。
酸蝕歯(さんしょくし)とうい言葉を聞いたことはありますか?
主な症状としては熱い・冷たいものがしみる。歯の色が黄色く変色している。
というものがあげられます。
しみる症状は虫歯にもみられるものですが、
虫歯は甘いものに含まれる糖類が原因です。
酸蝕歯の原因は、本来人間の口腔内は唾液の働きにより中性に保たれています。しかし、
酸性度の強い飲み物などに含まれる酸を摂取することによって、口腔内が酸性に傾き酸が歯に触れることにより歯を溶かしてしまうことが原因です。
酸性の強さを表す単位でPH(ピーエッチ・ペーハー(昔)は一般的にこちらが使われていました。)が使われています。歯はPH5.5以下から溶け出すと言われています。
PHは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りがつけられており、中間のPH7が中性とされています。つまりPHの数字が小さくなればなるほど酸性度が高いものになります。
酸性度が高い飲み物はどのようなものがあるのでしょうか。
いくつかあげてみました。
○コーラ(PH2.2)
○栄養ドリンク(PH2.5)
○スポーツドリンク(PH3.8)
○オレンジジュース(PH4.6)
上記の物は歯を溶かしやすい飲み物に当たります。
歯を溶かすリスクが低い中性の飲み物としては、下記のものがあげられます。
○水(PH7.0)
○お茶(PH6.2)
○牛乳(PH6.8)
★予防・進行させないためには
○酸性度の高い飲み物をダラダラ飲まない。
酸性度の高いものを常に口に入れてしまうと中性に戻す働きが正常に行えなくなってしまいます。
○接種回数を減らす。または、歯を溶かすリスクが低いものに変えてみる。
○食べ物をよく噛み唾液の分泌を促す。
唾液は酸性に傾いた口腔内を中性に戻してくれます。
しみる・変色などの原因はさまざまです。
こちらは一例となっておりますので、
ご心配な方は担当までご相談ください。
さいたま市しみる・変色が気になるかたは是非、伊藤歯科医院へご相談ください。
ご連絡お待ちしております。
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