根面のむし歯があるかた要注意!!
投稿日:2024年12月19日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!年末に近づいてきてさらに寒い日が多くなってきました。風邪やインフルエンザなども流行っているので手洗いうがいをして対策しましょう!
今回は根面のむし歯についてお話していきます。歯周病や加齢などにより歯肉が下がりはじめる高齢者にいま増えてきているのが根面むし歯です。
歯肉が下がることで根面があらわになり汚れがたまりむし歯になります。普通のむし歯と違い厄介なところもあります。
根面のむし歯が厄介な理由
1.早期の発見が難しい
歯の表面の部分のように表面にもともと露出していないため目視で確認が難しく、また色も少し黄色がかっていて判断しにくいこともあります。
2.自覚症状がほとんどない
根面のむし歯には、しみたり、痛みが感じにくいことがほとんどです。患者さんがむし歯に気づかず進行してしまうケースも多いです。
3.セルフケアが難しい
根面は歯ブラシが届きにくい場所で目視もしにくく磨き残しが多くなりやすいです。歯ブラシが歯肉の下に入ることができるのは毛先の約1〜2ミリほどと言われています。当てているつもりでも当たっていないことも多くあると思います。
4.象牙質は酸に弱い
根の象牙質は、歯の噛むところのエナメル質よりも酸に弱くとけやすいため、細菌などの影響を受けやすくむし歯も進行しやすいです。
5.治療が難しい
根面のむし歯が進行している場合は歯が脆くなっているためうかつに器具をあててしまうと歯が折れてしまったり、ヒビがはいる危険があります。また、むし歯が歯肉の下に広がっていることがあると物理的に器具が届かず、むし歯の部分を取り除くことや被せ物や詰め物をするのも困難な場合もあります。
6.治療後も長持ちしにくい
根面のむし歯が進行している場合、神経をとり根の治療をして被せ物をすることもあります。
こうした場合、歯周病で歯を支えている骨が溶けてしまっている、根の歯質が弱っているなどの理由から治療しても長持ちしにくいこともあります。
このように、普通のむし歯よりも厄介なため根面のむし歯には予防と進行抑制が重要になります。
そのためには定期的な受診が必要になります。クリーニングをして綺麗な状態を保ったり、根面のむし歯ができてしまっても早期発見をして進行しないように対策することができます。
自宅でも、歯ブラシの当て方を変えて汚れをとれるようにしたり、フッ素を塗ることでむし歯の進行を抑制することも可能になります。
そのためにも定期的な歯科医院の受診をおすすめいたします。
さいたま市 中央区 鈴谷 定期検診、クリーニング ぜひお越しください。
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