緑茶カテキンでむし歯予防?
投稿日:2021年6月10日
カテゴリ:スタッフブログ
近年、緑茶の抗菌・抗ウィルス効果に注目があつまっています。
緑茶には主に4種類のカテキンが含まれているのですが、その中で最も多い「エピガロカテキンガレート(EGCG)」について、むし歯に関連する菌(口腔レンサ球菌)に対する抗菌効果を調べたという発表がありました。
ミュータンスレンサ球菌を含むう蝕関連菌(むし歯の原因となる菌)に対するEGCGの抗菌効果を調べたとのことです。
その結果、緑茶と同じくらいの濃度のEGCGはこれらの細菌を死滅はさせないものの、むし歯の原因となる糖から酸を作ることを抑制することが明らかになりました。
また、EGCGは細菌の糖を取り込む酵素を抑制すること、さらに、細菌を凝集させて歯にくっつくのを抑えてくれる可能性があるということです。
これらの抗菌作用は、唾液が存在していても維持されたということで、実際の口腔内においてもその効果が期待されています。
今後も研究がすすめば、むし歯予防として緑茶が用いられることもあるかもしれません。
さいたま市中央区で予防歯科に興味がある方は、伊藤歯科医院まで。
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