歯の異常歯【盲孔(もうこう】③】
投稿日:2021年3月2日
カテゴリ:スタッフブログ
前回に引き続き【盲孔】についてお話していきます。
【盲孔】の対処法(歯科医院での予防)
【盲孔】は以前からお伝えしている通り【溝】です。ご存じの方もいるかもしれませんが、溝には【シーラント】という保険適応のムシ歯予防のお薬があります。
小児歯科を行っているところではほとんどの歯科医院で行っているわりとメジャーな予防処置方法です。通常は深い溝のある臼歯部(奥歯の溝のある歯)に使用されやすいものですが、基本的には溝のある歯にはシーラントは可能です。
【シーラント】とは
シーラントは材質的には簡単にいうと液状のプラスチックのような素材でできており、対象となる深い溝へ流し光で固めることでムシ歯の予防をします。溝の全てを埋めるのではなく歯垢の入り込みやすい、取りにくい深い溝に流し固めることで【溝を浅くしなだらかにする】ことで【歯ブラシが届きやすく】なり、【歯垢の入り込みを防止】してくれます。またシーラントの中にはフッ素も含まれている為埋めた溝へ【フッ素の除法作用】も期待できます。(溝への着色の侵入も予防できます)
乳歯(子どもの歯)・永久歯(大人の歯)どちらにも使用でき、特に永久歯は生え変わり仕立てのときはムシ歯になりやすい為数年経ってからではなく、歯が完萌出(歯が生えきり溝全体が露出した状態)したときにシーラントを行うとより効果的です。
次回は【対処方法②】についてお話していきます。
歯の形 異常歯 について気になることがある方は歯科医院での健診をしてみて下さい。
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