歯周病が関係する全身の病気
投稿日:2021年1月30日
カテゴリ:スタッフブログ
歯周病は「口だけの病気」と思っていませんか?
歯周病が悪化すると、歯周病菌が全身をめぐり、体のさまざまなところで病気を引き起こしたり、悪化させることがわかっています。
・認知症
認知症の多くを占める「アルツハイマー病」を発症するリスクが、歯周病患者では1.7倍になるという報告があります。
・脳梗塞
歯周病菌が動脈硬化を進行させて、脳の血管を詰まりやすくし、脳梗塞の原因になる可能性があります。
・心臓病
歯周病菌による動脈硬化が心臓の血管を詰まらせ、狭心症や心筋梗塞につながる可能性があります。
また、感染性心内膜炎といって、心臓の弁に歯周病菌が感染して炎症が起きます。
・誤嚥性肺炎
歯周病菌のついた唾液や飲食物が、誤って気管に入り、肺に流れ込んで肺炎を引き起こします。
高齢者では死に至ってしまうこともあります。
・骨粗鬆症
歯周病で歯が抜けると、食べ物を噛む力や飲み込む力が弱まり、骨を作るのに必要なカルシウムやビタミンなどの摂取量が減り、骨粗鬆症が悪化してしまう恐れがあります。
・関節リウマチ
歯周病が関節リウマチの発症に関わっている可能性があると言われています。
・糖尿病
歯周病の炎症によって作られた物質がインスリンを効きにくくし、糖尿病が悪化する可能性があります。
また、糖尿病が悪化すると歯周病を発症しやすくなります。
・早産、低体重児出産
歯周病菌や歯周病菌によって作られた物質が、早期の子宮収縮を引き起こし、早産、低体重児出産につながる可能性があります。
このように、歯周病は全身の病気にも深く関わっています。
さいたま市中央区で歯周病の予防や治療をお考えの方は、伊藤歯科医院まで!
■ 他の記事を読む■