大人が気をつけるむし歯について|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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大人が気をつけるむし歯について

投稿日:2025年3月10日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。
本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は隙間や根元、昔の治療痕などに起こりやすい「大人がなりやすいむし歯」についてお話しします。

むし歯というと、歯のエナメル質が溶けて歯の上部に穴が開くというイメージがあるかもしれせんが、大人の場合は少し違うことがあります。
大人になるとエナメル質が成熟して非常な硬くなります。食べかすやプラークが少しついたくらいでは歯の上部が溶けることはまずありません。その代わりに気をつけたいのが、歯と歯の間にできる「隙間むし歯」です。
歯と歯の間は歯ブラシが届きにくい場所であり、酵素を好むむし歯菌が増殖しやすい好環境でもあります。
隙間むし歯を予防するためには、歯磨きだけでなく、歯間ブラシやフロスを活用することなどセルフケアがとても重要です。

次に「根元むし歯」です。
隙間むし歯同様、大人だからこそできやすいものです。
加齢や歯周病などによって歯ぐきが下がると、歯の根元の軟らかい部分が露出します。そこにできるのがこのむし歯です。
歯の根元部分はむし歯の進行も早い。にもかかわらず症状に気がつきにくく、知らない間に悪化していたということも多いようです。
気がついた時には突然歯が折れたというような事にもなりかねません。
むし歯予防には、エナメル質を強化し、歯からカルシウムが溶け出すのを防いでくれるフッ素(フッ化物)入りの歯磨き剤を選ぶことも大切です。

続いて「むし歯の再発」についてお話しします。
保険診療で使われている詰め物や被せ物の素材は特にむし歯の再発を防ぐことが大切です。
治療から数年経つと、詰め物やかぶせ物のフィット感が悪くなり、隙間ができてバイ菌の温床になってしまいます。
プラスチックは汚れを吸着する性質があり、変色を起こします。
また、銀歯は口内の温度の変化や圧力などで変形しますし、酸性のものを口に入れると化学変化をおこしてサビの原因にもなりかねません。
銀歯がゆがめば当然ながら歯と銀歯の間に隙間ができます。そこに食べかすなどが挟まってバイ菌が増殖し、むし歯になってしまいます。
一度治療したからといって安心はできない事を覚えておいていただきたいです。

最後に「酸蝕歯」についてお話しします。
健康に良いからとお酢を使ったドリンクを飲んだり、ビタミンC摂取のためにと柑橘系をとる機会が増えたりしていませんか?
高頻度な摂取はエナメル質が溶ける酸蝕歯になる危険性があります。
歯の表面のエナメル質はむし歯菌がつくる酸はもちろんですが、仕事から食品の酸にも弱いという特徴があり、酸性度の高い食品や飲料を頻繁に摂取していると、その酸によって歯が溶けて痛みやすくなります。
酸性度の高い食品を口にした場合、すぐに口を水でゆすぐことも大切です。

知らず知らずのうちに進行している場合もあります。
定期的に歯科を受診して早めのチェックをおすすめします。


お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。

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