パウダーを使ったメインテナンス 歯科のエアフローについて
投稿日:2024年6月7日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは
みなさんはエアフローという言葉を聞いたことがありますか?
歯科のエアフローは歯のクリーニングの方法の1つです。エアフローは微粒子(パウダー)を圧縮空気と水を利用して歯に吹きつけ、歯の表面からプラーク(歯垢)、着色汚れを取り除くために使用されます。
現在、エアフローに使用するパウダーには、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、グリシン、エリスリトールの4種類があります。
種類によってパウダーの粒子の大きさが異なり、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、グリシン、エリスリトールの順番で粒子が小さくなります。
当医院で使用しているパウダーは、重炭酸ナトリウムとエリスリトールです。
①重炭酸ナトリウム
炭酸水素ナトリウム、重曹とも呼ばれます。たばこ、コーヒーや紅茶、赤ワインなど、強固な着色除去に使用します。高血圧、塩分を控えている方には使用ができません。
②エリスリトール
糖アルコールの一種であるエリスリトールはむし歯の原因にならず、体内に入っても吸収されず、そのまま排出される安全な代用甘味料です。また、専用のノズルで歯茎の中にも使用できます。粒子のサイズが最も小さく歯のダメージも最低限です。
バイオフィルムの除去や薄くついた着色除去のために使用します。根面、修復物、補綴物、補綴物、インプラント上部構造にも使用ができます。
従来の歯のお掃除との比較
着色を落とすために、従来のブラシと研磨ペーストを使用するとエナメル質の表面に損傷が見られていましたが、エアフローではエナメル質表面の損傷を最低限にすることができます。
エアフローが出来ない方
・呼吸器疾患、喘息がある方
・重篤な消化器官潰瘍のある方
・肝臓、心臓、肺機能障害がある方
・成分にアレルギーの既往がある方
・ナトリウム制限のある方(パウダーの種類によっては出来ます)
・放射線治療中の方
・妊娠中、授乳中の方
エアフローを受けた後に気を付けること
エアフローを受けた後2〜3時間は、コーヒー、紅茶、カレーなど着色しやすい飲食物、タバコを控えるようにしてください。
エアフローによるメインテナンスは、従来のブラシと研磨ペーストを用いたクリーニングと比べ、歯を傷つけずにクリーニングができ、短時間で気持ちの良いクリーニングになります。
さいたま市南与野で歯の着色汚れが気になる方は伊藤歯科医院にお越しください
歯周病、むし歯予防のためにエアフロークリーニングをしてみませんか?
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