妊婦さんの口の健康
投稿日:2022年2月2日
カテゴリ:スタッフブログ
今回は妊娠期での歯と口の健康について復習していきましょう。
妊娠中は口のトラブルが増える時期です。
女性ホルモンの増加や、つわりで歯磨きがちゃんとできないことが多くなり、
歯周病や虫歯になりやすくなるからです。
お母さんだけでなく、おなかの中の赤ちゃんにも影響があります。
日本臨床歯周病学会によると、
妊婦さんが歯周病にかかっていると、
早産(22~36週)や低体重児出産(出生体重2500g未満)の
危険性が約7倍に高まるという報告があります。
これは、歯周病菌や炎症物質が血中に入り、
子宮、胎盤、胎児などに影響することが原因と考えられています。
妊娠中は普段以上にこまめなケアで、
歯周病を予防することが大切です。
歯みがきがつらい時の対処法としては、
体調が悪い時は、歯ブラシをヘッドの小さいものにしたり、
歯磨剤を香料や味の少ないものに変えたり、ブラッシングの姿勢を変えたりなど、
工夫して歯磨きをしましょう。
「ながらみがき」も気分がまぎれるので良いかもしれません。
洗口剤でゆすぐだけでも大きく違いますのでおすすめです。
できるときはしっかりブラッシングするように心がけましょう。
お母さんだけでなく子供のためにもなりますので、
安定期に歯科検診をきちんと受けて、必要な治療は済ませておきましょう。
きっと出産が終わってからのほうが忙しいですよ^^
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