唾液の働きを低下させると起こるむし歯や全身疾患|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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唾液の働きを低下させると起こるむし歯や全身疾患

投稿日:2022年11月16日

カテゴリ:スタッフブログ

みなさんこんにちは。

今日は唾液の働きについてお話ししていきます。

唾液は水や電解質、多くの酵素を含み、1日約0.51.5リットル分泌されているといわれています。

 

【唾液の様々な働き】

・自浄作用

口の中の細菌や食べカスを洗い流し、口の中をきれいにしてむし歯や口臭を防ぎます。

・消化作用

唾液に含まれる酵素アミラーゼが、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、消化を促します。

pH緩衝作用

飲食により酸性に傾いた口内を中和させ、むし歯を防ぎます。

・抗菌作用

唾液は、抗菌作用を持つ成分を含み細菌がからだの中に侵入することを防ぎます。

・再石灰化作用

唾液は歯の硬い成分の1つであるカルシウムやリンが多く含まれ、細菌により溶けかけた歯を修復して強くする働きがあります。

唾液の分泌量が減少してしまうと、これらの働きが低下してしまうため、むし歯や歯周病になりやすく、口臭が気になるといった様々な症状が出てきてしまいます。

唾液の減少する原因として、更年期障害や糖尿病、脳血管障害などが挙げられますが、ストレスや生活習慣の乱れも原因として挙げられます。

更年期障害更年期では、女性ホルモンが減少し、自律神経の乱れが生じることから唾液分泌量の減少を引き起こします。

糖尿病糖が血液中や尿に移行し尿量が多くなり、体内の水分を減少することで口腔内は脱水状態となります。

脳血管障害麻痺をおこすと口の筋機能などが落ち、唾液が減少することがあります。

ストレス過度なストレスによって交感神経が刺激されると唾液の分泌が低下することがあります。

生活習慣:咀嚼回数の減少や、喫煙や過度なアルコール摂取により唾液の分泌量が低下することがあります。

唾液を増やす方法についてもいくつか紹介します。

①よく噛んで食べる

咀嚼回数を増やすことで、口周りの筋肉が刺激され唾液の分泌を促します。

②規則正しい生活リズムを送る

唾液の分泌は、自律神経によって調節されています。自律神経が乱れ唾液の分泌に影響を及ぼすため、規則正しい生活リズムを送りましょう。

③口腔内のマッサージ

歯磨き時に歯ブラシや指で歯ぐきや舌の裏などを優しくマッサージすることで、血行が良くなり唾液の分泌を促します。

④唾液腺マッサージ

唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)を力を入れずに指で軽く圧迫することで唾液の分泌量を促します。

唾液には、消化を促すだけてなく、むし歯や口臭を予防し口の中を守るといったさまざまな役割があります。そのため、よく噛んで食事をし、口腔内や唾液腺のマッサージをして唾液を増やして健康な生活を送りましょう。

さいたま市中央区で唾液虫歯にお悩みの方は伊藤歯科医院までお越しください。

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