くいしばりについて
いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。今日は噛みしめについて、お話しさせて頂きます。最初に次のことに、心あたりがないか、チェックしてみてください。①日中、無意識に奥歯が接触してませんか。②口を閉じた時上下の歯が接触してませんか。③朝起きた時、顎が疲れた感じがしませんか④ガムをいつも噛んでませんか。⑤歯がしみることが、ございませんか。⑥歯が揺れてませんか⑦歯肉が下がってきてませんか。このようなことに、心当たりがあれば食いしばりをしている可能性があります。また、本人が気付いてなくても、お口の中を確認すると食いしばりをしている可能性があると思われるポイントがあります。①歯の表面にあるエナメル質がなくなり、その下の象牙質が露出している。②詰め物と歯に段差がある。③詰め物に傷がついている。④歯肉が下がっている。⑤顎の骨が隆起している。⑥舌の側面に歯の跡がついている。この様なことはご自身では、確認することが難しく歯科医師がチェックしないとわからないケースがおおいです。また、食いしばりは歯に大きな負担がかかり、歯が割れてしまう事があります。そうなると歯を抜かないといけません。歯を抜く原因としては、歯周病、虫歯の次に歯の破折がおおいのです。以上のように、食いしばりは歯の負担が大きく歯を守るために予防することが重要です。予防の方法としては、日中と就寝時に分けられます。まず、日中の予防方法について、お話しさせて頂きます。何もしていない時上下の歯が接触してないのが普通です。もし、歯が接触してない事が不快であったり、机に向かって仕事をしている時、または、気分を集中して何かをしている時、歯が接触していることがよくあるようであれば歯への負担が大きくなっている可能性があり注意が必要です。このような状況を改善するには、まずこの癖に気付く事が重要です。そして、意識して歯と歯を接触しないようにすることが日中の食いしばりを予防するのに非常に重要です。また、食事についても硬いものを食べるのをできるだけ控えたほうがよく、ものを噛む時もたとえば、豆腐のような柔らかいものでも、強く噛んでないかを意識する事も重要です。どれぐらいの硬さのものが、どれぐらいの噛む力で噛み切れるか一度意識してみてください。次に夜間の食いしばり、歯ぎしりについては、マウスピースを使用するのが有効です。目的としては意識のない時に歯を守るために使用します。また、他にも詰め物や被せ物の保護、顎関節症の痛みの緩和、顎の筋肉の緊張緩和などがございます。もし、ご自身で食いしばりや、歯ぎしりの自覚があるようであれば与野の伊藤歯科までお越しください。
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