こちらの患者さまは、検診希望にて来院されました。

口腔内とレントゲンを確認したところ、右下5番目の保険の銀歯の下にむし歯の進行を確認しました。

むし歯になっている部位の歯は神経があるため、麻酔を行ってから、古い詰め物とむし歯を取り除きます。

う蝕検知液（むし歯に感染した歯質を染め出す液）を用いてむし歯が残っていないかを確認し歯の形を整えます。

「笑った時に銀歯が見えるのが気になるけど費用面も心配」と迷われていたため、カウンセリングを受けていただきました。

お話を伺うと歯科は久しぶりで歯ブラシも苦手とおっしゃっていました。セラミックを入れたからといってむし歯にならないわけではありません。ご自宅でのセルフケアと定期検診にも通っていただくことの重要性を説明しました。

見た目だけでなく劣化やむし歯の再発予防をしたいということでセラミックを選択されました。麻酔下で形を整えた上で治療部位の型と噛み合う上の型を採り、前後の歯と差が出ないよう色見本にて色合いを確認し、技工所へ作成依頼をしました。

内面が露出しているため、この日は仮の詰め物をしました。

装着時は仮詰めしたところについている歯垢等の汚れを取り除き、色合いを患者様に口腔内で確認していただき、咬み合わせを調整し無事装着することが出来ました。

「笑った時に銀歯が見えるのが気になっていたからすごくきれい」と大変満足していただきました。現在は定期検診に通って頂き、むし歯の再発予防に努めていただいております。