ブリッジの支台歯に実施した根管治療の症例
ブリッジの支台歯に実施した根管治療の症例
こちらの患者さまは左上奥の歯ぐきの腫れを繰り返しており、心配で来院されました。左上には20年前に入れたブリッジが入っており、レントゲン撮影をしたところ、骨透過像(骨の破壊が進み、骨が薄く映る)が認められました。
根管治療の実施
神経の無い歯なので麻酔なしでブリッジを除去していきます。これから左上6番の根の治療になるため、左上5番は噛めるよう一時的に残すことにしました。
まず、左上5番と6番を切断します。左上5番はかぶせ物を残したままにし、左上6番のコアを除去して行きます。
左上6番の根の治療は順調にすすみ、フィステルも消失し骨造成も認められ症状も治まったため、3回目で根に薬をつめました。
その後、金属は固すぎて歯が割れるリスクが高いので、土台となるファイバーコアを立てて1ヵ月経過観察することになりました。1ヵ月後、特に症状も認められず、フィステルの再発も認められないため、形を整えてから型どりをしました。
セラミッククラウンの装着・治療完了
年齢・性別 | 50代 女性 |
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治療期間 | 5~6ヵ月 |
治療回数 | 6回 |
治療費(税込) | セラミッククラウン 132,000円 根管治療(保険適用) 3,000~4,000円 |
リスク・注意点 | ・部分的に強い力がかかると、欠けたり、外れたりすることがあります。 |