マイクロスコープを用いた精密根管治療症例
マイクロスコープを用いた精密根管治療症例
こちらの患者さまは他院でセラミックインレーを入れた部分に違和感を感じ、来院されました。
CT撮影の診断結果により、歯の根とその周囲に炎症があったため、精密根管治療を行うことになりました。
精密根管治療の実施
根管の入り口が見えるまで歯を削った後、ファイルと言う専用の器具を用いて、根管内部の感染した歯髄を取り除いて行きます。根管内部は暗い上に、狭く、さらに複雑な形状をしているため、丁寧な処置が必要となります。
※根管治療成功の鍵は「無菌化」です。内部の殺菌精度によって、再発リスクは大きく変わってきます。
根管治療後のレントゲン画像
綺麗になった根管内部を、充填剤で埋めて行きます。少しでも、スペースがあると細菌が繁殖するため、隅々までしっかりと充填します。
根管充填後に撮影したレントゲン写真になります。歯根の先端まで充填剤が入っているのを確認できました。
その後、土台とかぶせ物を入れて治療は完了です。
年齢・性別 | 40代 女性 |
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治療期間 | 4ヵ月 |
治療回数 | 3回 |
治療費(税込) | 根管治療(大臼歯) 110,000円 |
リスク・注意点 | ・治療後に再発する可能性があります。 |