歯間部の虫歯治療後にセラミックインレーで治療した症例
歯間部の虫歯治療後にセラミックインレーで治療した症例
こちらの患者さまは、定期健診で来院されました。コンタクト(歯と歯の間)部分に虫歯が無いかを確認するためのレントゲン撮影を行うと、左上5、6番にむし歯を確認しました。
つめ物の素材の相談をした結果、予算の都合上、見えやすい手前の左上5番をセラミックインレー、左上6番を保険適応の銀歯をご希望され処置を開始しました。
レントゲン撮影にてコンタクト(歯と歯の間)部分に黒い影が確認されました。虫歯は歯を溶かしながら進行するので、レントゲンでは黒く写ります。口腔内写真でも変色していることが分かります。
虫歯治療の実施
局所麻酔をかけ、取り残しが無いように、う蝕検知液(虫歯に感染した歯質を染め出す薬液)を用いながら虫歯を削ります。
虫歯が深く神経に近いので、しみ止めの薬を塗り、仮の蓋をして痛みが出ないかを確認します。
仮蓋の装着・経過観察
セラミックインレーの装着・治療完了
経過も問題がなかったため、完成したセラミックインレーを装着しました。
ご自身の歯との境目がほとんど分からないほど自然に仕上がります。咬み合わせを調整して完成です。
セラミックは作製時に歯との境目に隙間ができにくく、虫歯菌の侵入を少なくすることで再発リスクを下げられます。
天然歯のような透明感を作るのが得意です。一方で過度な力が集中してかかると、破折のリスクになるため、装着時には咬み合わせの調整を行います。
日頃から歯ぎしりや食いしばりの多い方は就寝時のマウスピース着用もおすすめです。
年齢・性別 | 30代 女性 |
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治療期間 | 3ヵ月 |
治療回数 | 3回 |
治療費(税込) | セラミックオンレー 72,600円 |
リスク・注意点 | ・部分的に強い力がかかると、欠けたり、外れたりすることがあります。 |