神経と取り除いた歯をセラミッククラウンで治療した症例
神経と取り除いた歯をセラミッククラウンで治療した症例
こちらの患者さまは左上7番の歯に穴が空いているという事を主訴にご来院されました。
虫歯は神経近くまで大きくなっているため、抜髄(神経を抜くこと)になる可能性も伝えた上で、治療を開始致しました。
虫歯治療の実施
神経のある歯なので麻酔を使用して虫歯を取り除きます。注射針の痛みを軽減するために、まずは歯の表面に塗る麻酔(表面麻酔)を塗布し、感覚が鈍ったところで麻酔注射(浸潤麻酔)を行いました。虫歯を綺麗に除去した後、神経を残せる可能性があったため、患者さまのご希望もあり、この日は神経を保護する薬剤を詰める治療を行いました。
約2年後に神経の除去
セラミッククラウンの装着・治療完了
約2ヵ月の期間の中で2~3回根の中をしっかりと消毒し、綺麗になったので中に薬剤を入れて、ファイバーの土台を立てました。かぶせ物をつけるために土台を整えて型取りをし、セラミックのかぶせ物を装着しました。
現在は再発防止のためにも定期メンテナンスにて経過観察中ですが、予後は良好です。噛み合わせが強いため、マウスピースを作製し就寝時にご使用していただいています。
年齢・性別 | 40代 男性 |
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治療期間 | 4~6ヵ月(抜髄からの期間) |
治療回数 | 8回~10回 |
治療費(税込) | セラミッククラウン 132,000円 根管治療(保険) 約6,000円 |
リスク・注意点 | ・部分的に強い力がかかると、欠けたり、外れたりすることがあります。 ・再発する場合がある |