虫歯菌はどこから?
投稿日:2021年10月23日
カテゴリ:スタッフブログ
今回は乳幼児の虫歯予防について再確認していこうと思います。
基本に戻って、虫歯のでき方・仕組みについてお伝えします。
歯の表面にある透明なエナメル質はカルシウムとリンというミネラル成分からできています。
一見、歯は固いと思いがちですが、乳歯は柔らかく、酸に大変弱いのです。
酸はエナメル質を溶かし、象牙質へ、さらに進行して神経を攻撃します。
これが虫歯の仕組みです。
虫歯菌が砂糖から酸を作るのですが、
その多くを占めるのがミュータンス菌と呼ばれる虫歯菌です。
砂糖をエサに、どろどろねばねばしたプラーク(歯垢)をつくり歯にくっつきます。
水に溶けにくいプラークは細菌が集まりやすく、
それらの菌と一緒に砂糖から酸をつくって歯を攻撃し続けるのです。
このように歯にプラークを付けたままにしておくと、虫歯が進んでいきます。
虫歯菌はどこから来るのか、気になりませんか?
もともと子供に虫歯菌はありません。
パパやママのキスや、大人が口を付けたスプーンや食べ物が原因となるのです。
個人差はあるものの、それがスキンシップを通じて子供に感染してしまいます。
体質や遺伝の関係で虫歯になりやすい、なりにくいはありますが、
大人もきちんと口の中の環境を整え、必要があればお子様のためにも治療しましょう。
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