お口の中の乾燥①
投稿日:2021年10月13日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは。今回は、口腔内乾燥症についてです。
口腔内乾燥症とは、何らかの原因で唾液の分泌が低下することで、口の中が乾燥してしまう状態のことです。唾液は主に、耳下腺・舌下腺・顎下腺の大唾液腺から一日平均1ℓ~1.5ℓ分泌されます。
唾液には、自浄作用(唾液により食べかすなどを洗い流す働き)、緩衝作用(酸性に傾いたお口の中を中性に戻そうとする働き)、粘膜保護作用など様々な働きがあります。
唾液量が少なくなると、お口の中に細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因やムシ歯・歯周病のリスクが高まります。
原因としては、口呼吸、ストレス、食生活、病気によるもの、薬の副作用、水分不足、加齢などがあります。
最近では、コロナ予防で着用したマスクによって気がつかないうちに口呼吸が増え、口の中が乾燥する方が増えているようです。
重度になると、口腔内の乾燥が悪化し、強い口臭、舌表面のひび割れ、食事や会話がしづらくなるなどの症状も出てくるので注意が必要です。
唾液の分泌を促進する方法は、また後日お伝えします。
お口の中で気になることがありましたら、さいたま市中央区歯科 伊藤歯科医院までご連絡ください。
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