舌の構造・舌苔とはなにか|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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舌の構造・舌苔とはなにか

投稿日:2024年8月19日

カテゴリ:スタッフブログ

皆さんは【舌】のケアをしたことはありますか?毎日食後に歯磨き・口臭や粘りが気になるときに洗口液での洗浄、最近ではウォータージェット系のものが販売されていますが、どれも歯に付着した汚れを落とすもの、または口腔内の菌に作用するようなものであり舌の掃除の機能はあまりありません。歯のお掃除は様々なメーカーから多種多様に販売され、学校の検診等でも歯・歯肉に関してはチェック項目もありますが、舌のケアについてはあまり耳にしたことがないという方も少なくないと思われます。では、舌のケアは本当に必要なのでしょうか?今回は舌に関するお話を前半・後半の2部に分けてお話していきたいと思います。

 

【舌の構造】

舌は1本ではありますが、様々な構造があります。舌を舌顎程に出したとき舌先から3分の2程が舌体・後ろ3分の1程が舌根となります。

舌体にはさらに舌乳頭といわれる4つの構造(茸状乳頭・糸状乳頭・有郭乳頭・葉状乳頭)に分かれます。

 

舌体(舌乳頭)

茸状乳頭:舌縁かの舌尖(舌先)にかけて多くあり茸状の短い球形(0.5~1.5㎜)

糸状乳頭:舌全域の多く尖った糸状のザラザラした乳頭。乳頭で唯一角化しており

     食物を保持しやすくする働きがあるが味覚機能はない

有郭乳頭:舌体と舌根の分岐部前に横並びである一番大きい乳頭

葉状乳頭:舌の両脇に数本あるヒダ

 

舌根:外舌筋(舌を動かす筋肉)と骨が繋がっている為自由に舌を動かせる

 

【舌苔とは】

舌に付着した汚れのことを舌苔といいます。舌苔成分は様々であり、唾液の成分・細菌・真菌・死菌・血球成分・色素・角化した糸状乳頭・剥離した上皮細胞・食物残渣などが溜まったものの総称を指します。

この舌苔は口腔内から全身の健康状態や口臭・歯周病の状態によって舌苔に含まれる微生物や細菌構造も変化しやすいともいわれています。その為生活習慣が舌苔の細菌構造状態に多くの影響を与えるともいえます。

その他唾液の分泌状態によっても付着度合いが変化する為、唾液の分泌に影響を及ぼす疾患(シェーグレン症候群・糖尿病・唾液腺障害等)やホルモンバランスの変化・加齢・緊張状態・ストレス、近年では増加傾向にある・花粉症や慢性鼻炎による口呼吸も口腔内が乾燥

し舌苔の付着を促進しやすくなります。

また、健康状態以外にも喫煙・口腔内の清掃不良・義歯・歯周病等も舌苔を付きやすくするといわれています。

 

次回後半では舌のケア方法を中心にお話していきます。

 

ご自身の舌に状態・色・掃除方法等気になる方は さいたま市 与野 歯科医院 で検索してみて下さい。

 

 

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