むし歯が出来る三つの条件・カイスの輪
投稿日:2023年3月15日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
歯ブラシは毎日しているのに、どうしてむし歯はできるのか、とお悩みになる方はたくさんいらっしゃると思います。
むし歯が出来るお口の中の条件についてお話しさせていただきます。
虫歯の原因には様々なものがあり、それらが重なると虫歯が発生するリスクが高まる
ということを図で表した「カイスの輪」というものがあります。
一つ目の原因 「 プラーク(歯垢)」
ミュータンス菌という、プラーク(歯垢)になる菌が歯の表面に付くと歯の表面を弱くしていきます。歯の一番外側は、エナメル質という固い層でできていますが、この菌によって弱くなった場所は溶けてしまい、むし歯になっていってしまいます。
この原因を取り除くには、毎日のハミガキが重要になります。また、ハミガキの行き届きにくい場所や自分では気づきにくい磨き残しを無くすためには歯科医院での定期的な歯のチェックやお掃除が必要です。
二つ目の原因 「 歯 」
みなさま一人一人の歯の質が違いますが、乳歯やはえたての永久歯は特に歯の表面が未完成であったり弱いのが特徴です。
この原因のリスクを下げることができるのが、歯磨き剤に入っているフッ素やMIペーストというミネラルの入ったペーストの塗布が有効的です。当院では、定期検診でのお掃除の最後に塗布をおこなっています。
三つ目の原因 「 食事(糖質) 」
糖質は、ミュータンス菌のエサになる元です。ミュータンス菌は砂糖から虫歯の原因となる酸を作り出します。酸は歯の表面をとかしてしまいます。
おやつで摂取する物を砂糖を使っていない物に変える、などが良いでしょう。
また、食事と食事の間の時間が短いとお口の中が酸の状態が長く続いてしまい、むし歯の原因につながります。
これら三つの条件が重なる事によって、むし歯になっていしまうと言われていますので、どれか一つでも条件が無くなればむし歯になりにくい、といえるのです。
・ 口腔内環境を良くする
フッ素塗布・定期健診でのおそうじ
・ 細菌を減らす
ハミガキにより菌を減少させる
・ 細菌にエサを与えない
糖質のとりかたを変える・代用甘味料を利用する
・ 口の中に食べ物・甘い物がある時間を短くする
ダラダラ食べない・食べる時間を決める
と、いった事を意識しておこなうようにしましょう。
ご自身での管理だけでは難しいことも有ったり、わからないこともあるかと思いますのでぜひスタッフにご相談ください。
一緒にむし歯のない・出来にくい歯をめざしましょう!!
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