むし歯予防の高いフッ素の効果を最大限に引き出すポイント|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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むし歯予防の高いフッ素の効果を最大限に引き出すポイント

投稿日:2023年3月13日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。
いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、フッ化物の効果を最大限に引き出すポイントをお話しします。
1.フッ化物イオン濃度
日本では2017年3月に、フッ化物イオン濃度の上限を1,500ppmとする高濃度フッ化物配合歯磨剤の医療外部品としての市販が厚生労働省により認められました。 フッ化配合歯磨剤のむし歯予防効果は、第一にフッ化物イオン濃度に依存しています。1,000ppm以上のフッ化物イオン濃度では、500ppm高くなるごとにむし歯予防効果が6%上昇することが知られています。また、500ppm未満のフッ化配合歯磨剤では、むし歯予防の有効性が明らかにされていません。
2.歯磨剤の使用量
多くの研究では、フッ化物配合歯磨剤の使用量が多いと唾液中のフッ化濃度が増加することを示しています。0.25g(約5mm)の歯磨剤でブラッシングした後の唾液中のフッ化濃度は、1.0g(約2cm)の歯磨剤と比較して約3分の1でした。このため、ブラッシング後の口腔内のフッ化物濃度を上げるために、成人・高齢者を含めた15歳以上の方には、2cmのフッ化物配合歯磨剤を使用することが推奨されています
3.ブラッシング時間
一般的に2分間のブラッシングが推奨されていますが、平均では約45秒しかブラッシングをしていない方が多いそうです。 皆さんのなかでも、どうしても時間がなく、短時間でブラッシングした後、吐き出した唾液中に溶けてない歯磨剤の塊があったり、歯ブラシに歯磨剤が残っている経験がある方もいるのではないでしょうか。せっかく適切な量の歯磨剤を歯ブラシにつけても、このような場合、その歯磨剤が無駄になってしまいます。ブラッシングの時間が長くなると、歯ブラシに残っている歯磨剤よ量が徐々に減少して、それによって口腔内に供給されるフッ化物の量が増加することが確認されています。 また、2分間のブラッシングでは、45秒間のブラッシングと比較して、エナメル質の再石灰化とエナメル質へのフッ化物の取り込みが増加します。この理由から、2分間のブラッシングが推奨されています。
4.すすぎ方
ブラッシング後のすすぎは一般的ですが、すすぎ方、特に水の量がフッ化物配合歯磨剤のむし歯予防効果に影響を与えるといういくつかのエビデンスがあります。 ブラッシング後のすすぎを少量の水で行うと、唾液中のフッ化物の所持時間が長くなります。 ブラッシング後のフッ化物保持を高める3つの方法として、①吐き出すのみですすがない。②ブラッシング後に口腔内に残ったフッ化物配合歯磨剤と唾液ですすぐ。③フッ化物洗口剤ですすぐ。この3つだと言われています。
皆さんもフッ化物を最大限に活かせるよう心がけてみてください。
伊藤歯科医院にもさまざまな歯磨剤がございますのでご自身に合った歯磨剤を使用してみてください。
予防歯科、フッ素塗布、歯磨剤に関することは伊藤歯科医院にお問い合わせお待ちしております。

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