根の治療③
投稿日:2022年4月12日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。伊藤歯科医院のブログをいつもご覧下さり、ありがとうございます。
今回は根の治療について説明します。
まずは歯の構造についてです。
最も外層にあるエナメル質は高度に石灰化しており人体で最も硬い組織ですが、一度何らかの原因で破壊されると象牙質と同様に自然治癒が不可能な組織です。
化学的な組成としては92~96%が無機質であり、そのほとんどがハイドロキシアパタイトによって占められています。
構造的には、多数のエナメル小柱が基本的な構成単位であり、エナメル小柱の大きさはエナメル-象牙境近辺では3μm、表層では6μmである。小柱と小柱の間には小柱鞘と呼ばれる有機質に富む部分があります。これらのエナメル小柱は互いに密接しながらエナメル-象牙境からエナメル質表面に向かって放射線状に走行しています。
次に象牙質は65~70%が無機質であり、無機質のほとんどがハイドロキシアパタイトですが、その結晶の大きさはエナメル質のものと比べてはるかに小さいです。
有機質は18%でありその中のほとんどがコラーゲンによって占められており、さらに12%の水が含まれています。このように象牙質の化学組成はエナメル質とは大きく異なるものの骨やセメント質と類似しています。
今回はここまでです。
根の治療でお困りの方はお早めに歯科医院へご相談ください。
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