歯の仕組みはどうなってるの|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯の仕組みはどうなってるの

投稿日:2023年6月12日

カテゴリ:スタッフブログ

歯のしくみはどうなってるの?
いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は歯周病のお話の前に歯のしくみについてご説明いたします。歯というのは、1日に5000回から7000回も噛むといわれてます。しかもその時大人1人分の体重と同じくらいの圧力がかかっています。その圧力に耐えられるのは、歯自体が非常に硬いもので作られており、頑丈な土台で支えられているからです。歯は目で見える歯冠部と歯肉の中にある歯根部が有り、その境目を歯頸部といいます。
歯冠部の主体は象牙質という硬い組織でできています。歯冠部ではこの象牙質を体の中で1番硬いエナメル質が覆っています。
歯を支えているのは顎の骨の一部である歯槽骨です。ここに歯根部がうまっています。歯槽骨は適応性が高く成長、加齢、矯正力による歯の移動などによく順応しその形態と構造は生涯を通して変化しています。また、歯槽骨は常に生まれ変わっており、吸収と形成を繰り返しています。これをリモデリングといい、歯槽骨ではこのリモデリングが活発に行われいます。歯周病は歯肉の病気ではなく、歯周病菌によりこの歯槽骨が吸収していく病気です。この吸収を骨吸収といい、吸収が進むと周りの歯肉もだんだん減ってきてまるで歯が伸びてきたようにみえます。また、重度の歯周病になると歯がグラグラと揺れてきて、最終的にははが抜け落ちてしまいます。歯が抜けてしまうと歯槽骨はやがて吸収されてしまい、対合歯が喪失すると骨が増殖します。
歯ずいは歯の神経とも言われ硬い歯に栄養を補給しています。虫歯が大きくなり、ズキズキと痛みが出た場合にはこの神経を取ることになります。神経をとることにより、歯は弱くなり破折のリスクが非常にたかくなります。歯が破折すると抜歯をしなくてはならなくなり、歯を失うことになります。なので、痛くなくても定期的に歯科医院にて検診を受けることが大変重要です。
歯根膜は繊維の集まりで歯を歯槽骨に宙吊りのような状態で保持し固定しており、クッションの役割をにない、歯槽骨に強い力が加わらないしくみになっています。また、歯根膜には知覚神経が通っていて、歯触りや歯ごたえを感じとり、硬いものは硬く柔らかいものは柔らかく噛めるようになっております。この為、柔らかいものばかり食べていると、強い力が衰えやがては柔らかいものしか噛めなくなってしまいます。また、歯が一本抜けたのをそのまま放置すると、それに対応する歯には、まるっきり力が加わらないので、その歯の歯根膜や骨が衰えてきます。
今日は歯のしくみと虫歯や歯周病の関係についてご説明いたしました。
虫歯や歯周病は知らない間に進行します。なので、定期的に歯科医院での検診を受けていただくことは大変重要です。
定期検診与野の歯科医院の伊藤歯科医院にお越しください。

 

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