洗口液の利点や効果、選び方について
投稿日:2023年1月4日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは。
お口の中の環境を良い状態に保つためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアとご自身のセルフケアの連携が欠かせません。
洗口液や液体歯磨きはプロフェッショナルケア後の良好な状態を維持する役割があります。含まれる有効成分により期待できる効果が違います。
ドラックストアなどでは多くの種類があり、どの洗口液や液体歯磨きを使用したらいいかと迷うと思います。洗口液は長く使い続けることで効果を発揮します。逆にいえば、使い続けられなければ意味がありません。長く使うためには「後味が良い」、「刺激が少ない」、「爽快感がある」など好みに合った物を選択しましょう。
ライフステージごとの洗口液の選び方
幼児期・児童期
むし歯のリスクによってフッ化物洗口剤を使用しましょう。ほとんどの歯磨き粉にフッ化物が配合されていますので、使用するかどうかは歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう
青年期
むし歯や歯肉炎・歯周病のリスクによりフッ化物配合洗口剤か殺菌成分を含む洗口液の導入を検討します。
壮年期
歯周病の発症と進行が顕著になり始めます。歯周病対策が必要になるため、殺菌成分の入った洗口液を選択しましょう。
更年期
口腔乾燥への対応、むし歯や歯周病予防のため保湿系の洗口液や殺菌成分を含む洗口液を選択しましょう。
老年期
高齢者の根面のむし歯が課題となります。また全身疾患や薬の副作用により唾液分泌量の減少、口腔乾燥、摂食・嚥下障害の症状がみられます。また歯周病も進行している場合もあります。お口の中の状態にあった洗口液を選択しましょう。
洗口液の利点や効果
①お口の中全体の細菌の数を減らすことができる(抗菌成分配合の洗口液)
細菌は歯の表面だけではなく舌や咽頭、粘膜にも存在しています。歯の表面のバイオフィルムだけではなく粘膜に付着している細菌も殺菌しましょう。
②お口の中の保湿や口臭予防に効果がある(保湿系洗口液、口臭を抑制する効果がある洗口液)
ドライマウスや口臭の症状の緩和のために口腔内の保湿や口臭予防に重点をおいた製品もあります。
③ブラッシングが困難な時に使用できる
歯ブラシを使うのが困難な時や妊娠中で歯ブラシを入れると吐き気があるひとなど、歯ブラシを使いたくても使えない場合などにお口の中を清潔にすることができます。
④外出先でも手軽に使える
ブラッシングができない外出先でも手軽に使えます
⑤災害時に水の代わりに使用できる
さいたま市中央区で洗口液の効果や選び方を知りたい方は伊藤歯科医院にお越しください
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