歯医者さんの手袋
投稿日:2019年11月11日
カテゴリ:スタッフブログ
歯医者さんに行くと、治療前に必ず先生がキュッキュッと手袋をしていますよね。
今は、手袋をするのが当たり前になってきていますが昔は素手で治療をしていた時代もあったそうです。
伊藤歯科医院では、時々お子さんから「なんで手袋するの~?」「なにしているの?」と聞かれたりすることがあります。
ちなみに、歯医者さんでは「手袋」とは言わずに、「グローブ」といいます。
今回はこの「グローブ」についてのお話しをします。
?そもそも何故グローブをするの?
それは、感染予防の為です!
風邪をひいたときや、インフルエンザになったとき、皆さんはどうしますか?
マスクを着けますよね!(お薬を飲む、休養するは置いておいて ^^;)
周囲に感染を広げないように注意するはずです。
それ以外にも、風邪やインフルエンザになっていない方でも予防の為に着ける方もいます。
歯医者さんのグローブも同じ意味合いがあります。
①患者さんを感染から守る!
②医療従事者を感染から守る!
この両方の目的があります。
医療業界では「スタンダードプリコーション」という言葉があります。
「スタンダードプリコーション」とは「標準予防策」のことで、「すべての人が感染症を持ってる」という考え方です。感染源を「涙と汗以外の湿性の体液は感染物質」として取り扱うのが医療での基本的な考え方となっています。
分かり易く言い換えると、皆が「何らかの感染症を持っているかもしれない」と考える考え方です。
グローブは患者さんも医療従事者も双方、感染症から守るという意味で着けているのです!!
当たり前ではありますが、
伊藤歯科医院では患者さんごとにグローブを交換して治療や予防をしています!!
ちなみに、伊藤歯科医院では、グローブを2種類用意しております。
①ラテックスグローブ
天然ゴムが含まれる製品です。医療用手袋の他に、カテーテル、ばんそうこう、家庭では、炊事用手袋、ゴム風船、輪ゴムなどがあります。(かぶれたり、赤くなる方はラテックスアレルギーの心配があります。)
②ニトリルグローブ
合成ゴムからできた製品です。ラテックスアレルギーの原因となるアレルゲンを含まないのでアレルギーがある方にも使えます。(ラテックス以外にもラテックスのアレルゲンとなるタンパク質と似た構造をもつタンパク質がある果物にもアレルギー反応が起きる場合があります。キウイ、クリ、アボカド、パパイヤなど)
それぞれ用途は一緒ですが素材が違います。伊藤歯科医院では、ラテックスアレルギーがある方や、心配な方にはニトリルグローブを使用しています。与野本町でアレルギーフリーの歯医者さん をお探しの方は伊藤歯科医院にご相談下さい。
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