歯ブラシの交換時期と口腔衛生
投稿日:2025年4月7日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
口腔内の衛生環境を清潔に保つために必要不可欠なアイテムといえば歯ブラシですが、みなさんは今使用している歯ブラシの、最後に交換したタイミングを覚えているでしょうか。実は、歯ブラシは定期的に取り替えなければならないのです。
なぜなら、せっかくきちんと歯磨きをしても長い間使用した歯ブラシではその効果を最大限発揮できないだけではなく、逆に衛生環境を悪くしてしまう可能性があるからです。
そこで今回は、歯ブラシの長期使用によるデメリットと交換頻度についてお話しします。
まず、長期間使用した歯ブラシは、毛先がボロボロになり歯垢を落とす力が徐々になくなっていきます。また、口腔内には数千億という細菌が存在し、毛先に付着した細菌は洗面所の水で流すだけでは落としきることはできません。そうして日々の積み重ねで繁殖した細菌が、歯ブラシで口腔内を磨くことで、歯垢が取れないだけではなく、細菌の増殖を促してしまう原因にもなります。
また、毛先がボロボロになった歯ブラシでは、歯茎や歯の表面を傷つけてしまう可能性があり、そこに細菌が付着すると炎症を引き起こしてしまいます。
では、歯ブラシはどのくらいの期間で交換することが望ましいのでしょうか。
一般的には、1ヶ月に一度のタイミングで交換するのが良いと言われています。メーカーにもよりますが、物によっては2〜3ヶ月電動歯ブラシも各メーカーの推奨交換期間を定めているのでそちらをご参考下さい。1ヶ月経たずとも、毛先が広がってしまっている場合は交換をおすすめします。ただ、すぐに歯ブラシの毛先が広がってしまう方は、正しく磨けるよう歯ブラシの選択や使い方を歯科衛生士による歯ブラシ指導を受けていただくことで予防ができる可能性が高くなります。
ここまで簡単ではありますが、歯ブラシの長期使用によるデメリットと望ましい交換頻度についてお話しさせていただきました。
当院では様々な種類の歯ブラシをはじめとして、多数のデンタルグッズをお取り扱いしております。みなさんの歯磨きの仕方はもちろん、自分に合ったおすすめのデンタルグッズが知りたい、歯ブラシの種類別の効果についてなど、ご質問がありましたら是非お尋ね下さい。
清潔な歯ブラシを正しく使用し、口腔内の衛生環境を良好に保っていきましょう。
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