間食、おやつのむし歯になりにくいとり方について
投稿日:2023年12月1日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは、いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は間食のとり方についてお話ししていきます。
まず、食事をすると口の中に糖分がある状態がつくられます。その糖分からむし歯の原因菌が酸をつくり、歯を溶かしてしまいます。これを脱灰と呼びます。しかし、唾液の作用によりお口の中が中性になり溶かされてしまった歯はゆっくりと元に戻ります。これを再石灰化と呼びます。お口の中は徐々に中性に戻っていくため、お口の中に糖分があり、酸がつくられている状態が続いていると、再石灰化が行われずむし歯になってしまいます。そのため、だらだらと間食を食べている状態が続いている場合、むし歯になりやすくなってしまいます。むし歯になりにくくするためには、間食を食べる際は時間を決め、なるべく短い時間で食べること、食べた後は歯磨きをすること、難しい場合、うがいをすること、水やお茶など甘さのない飲み物を飲むことが大切です。
食べる物の内容もむし歯のなりやすさに関係があります。飴などお口の中にとどまる時間が長い物、クッキー、チョコレートなどの歯の溝に詰まりやすい物はむし歯になりやすく注意が必要です。またおせんべいなどは甘くありませんが、原材料に糖質が含まれるため注意が必要です。むし歯になりにくい物としてチーズやゼリーなどがあります。さらにキシリトールという甘味料が使われているものを間食としてとるのもむし歯予防に有効です。キシリトールは酸がつくられず、むし歯予防効果が認められている甘味料です。タブレットやガムなどの種類があります。注意点として、キシリトール100%のものでないと砂糖など他の甘味料が入っており、酸がつくられてしまいむし歯になるリスクがあること、一度に大量に摂取してしまうとお腹がゆるくなってしまうことがあるため、パッケージ裏面などに記載がある推奨されている量、摂取回数を守り摂取するようにしましょう。当院でもガムやタブレットを販売しております。ご興味がありましたらお尋ねください。
間食はむし歯になるからとってはいけないというものではなく食べるタイミングや内容の工夫、その後の歯磨きなどを行えば、摂取しても問題ありません。特にお子様では栄養摂取のためにも間食は重要になります。間食などでお困り、気になることがあればお気軽にお声掛けください。
さいたま市でむし歯予防、間食、おやつにお悩みの方は伊藤歯科医院にお越しください。
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