介助が必要な大人の口腔ケア①
投稿日:2021年7月7日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さんは【仕上げ磨き】と聞いて対象となる方はどのような方を思い浮かべますか?大多数の方は対象が【小児】と思われるでしょう。そもそも小児が仕上げ磨きを必要とするのは歯磨きの技術がおぼつかないということです。単純に歯磨きが嫌いな子・細かく動かすには手首の骨が完成しきっていない子・様々な理由があるかと思います。実は歯磨きを行ってもらうことを必要としているのは小児のみとは限りません。
近年問題視されてきている日本の【高齢化社会】は子供の出生率の減少と栄養の観点・健康意識の高まりや医療技術の発達に伴った平均寿命が延びたことによって高齢者が増加しているということですが、歯磨きの技術は高齢になればなるほど衰えてきます。全く遜色ないという方もなかにはいるかと思いますが、筋力の衰え・全身疾患等による問題・人によっては寝たきり・事故や病気による後遺症と様々な理由がありますが、そのような人は中には自分で歯磨きを行うのが困難な方がいます。介護認定を受けている方はヘルパーの方がケアを支援してくれますが全ての人が1日3回毎食後第三者の方が助けてくれるわけではありません。大体の方はご家族がケアを行っているのではないでしょうか。
自分の家族には関係のない話と思われる方もいるかもしれませんが実は高齢者だけが対象とは限りません。先に述べたように全身疾患・怪我、病気による後遺症に年齢は関係ありません。脳梗塞や麻痺はその代表例でしょう。なければ良い話でもいつご家族がそのようになるかは誰にもわかりません。今すぐ必要な方もいずれ将来的に介護で必要になる方もいるでしょう。いざというときに備えてポイントを押さえておきましょう。
次回 【プロフェッショナルケア】と【セルフケア】との違いについてお話していきます
ご家族のお口のお悩みがある方は さいたま市 与野 歯科医院 口腔ケア で検索して下さい。
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