痛みがないのに定期検診に行かなくてはいけない理由

みなさんは、歯の定期検診に通っていますか？？

歯に痛みが出てきたとき、歯ぐきから血がでてきた、学校の歯科健診で要治療といわれた・・・

など、何か症状が出てから歯医者へ行くという方も多いかと思います。

しかし、歯や歯ぐきなどお口の中の病気は初期段階では痛みがないことが多く、症状が出た時にはもう重症化している！というケースがたくさんあります。

むし歯の場合・・・むし歯が進行しているという事は、歯をたくさん削らなくてはならない、また、神経の処置が必要な場合は歯の神経をとって中のお掃除が必要になるので治療回数も治療時間も長くなってしまいます。

最悪の場合、歯を残せないということになることもあるのです。

実際、痛みがなくてもレントゲンを撮ってみると見えないところにむし歯があり、削ってみると大きなむし歯だった・・・という方も沢山いらっしゃいます。

また、一度治療をしたむし歯であっても、銀歯など詰め物は経年劣化がおこるのでそこに隙間ができて新たなむし歯できてしまう。ということが必ずおこります。

そういったところのチェックも定期検診で確認をしています。

歯周病の場合・・・歯周病が初期～中期くらいになっていても自覚症状のない方が多いです。ご自身の歯に歯石がたくさんついていても気づかない方もいらっしゃいます。歯周病が進行していると、歯ぐきが腫れて出血する、といった症状だけではなく、歯ぐきの中に見えない汚れ・歯石などがついてしまっていることがほとんどです。歯科医院での専門的な機械や器具を使って取り除く必要があります。その場合は一度に全ての汚れや歯石を取り除く事ができないので、何回かに分けて麻酔をして、歯石の除去を行わなくてはなりません。歯周病がすすんで、重度になっている場合は歯を支えている骨が減ってきてしまっている可能性もあります。

歯周病が原因で歯を残す事ができなくなってしまうこともあります。

では、歯の定期検診では何をおこなうのでしょうか？

当院での定期検診はおもに歯科衛生士が担当させていただいています。

・お口の中に何か変わりがないかお話し

・実際にお口の中を確認

・歯周病の検査

・歯のクリーニング

・フッ素の塗布

また、お子様の場合は半年に一度・大人の場合は一年に一度レントゲン撮影をおこない、詰め物や被せ物の中、歯と歯の間の見えない部分にむし歯がないかを確認させていただいています。

気になる症状がある時や所見がみられた場合は、歯科医師での確認もおこないます。

患者様一人一人に担当制で定期検診をおこなっておりますので、お口の中の状況もしっかり把握しています。

定期検診にてそういった検査・検診する事で、早期発見・予防をして、歯を長く大切に使えるようにすることを目指すことができるのです。

歯科医院にいくのは苦手・・・面倒・・・と思う方が多いかとは思いますが、ご自身の歯やお口の中の健康を維持するためには、定期的な健診が一番大切です。

少しでも、行ってみようかな・・・と思ったらお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。