顎関節症の分類
投稿日:2020年9月26日
カテゴリ:スタッフブログ
前回、顎関節症が細かく分類されていて幅広い症状があることをお伝えしました。
今回はその分類の少し細かい内容を軽くお話ししようと思います。
1型:咀嚼筋障害
噛むための筋肉が顔にはたくさんついていて、側頭部から頬、のどのあたりまで幅広く存在します。
簡単に言えばそれらの筋肉の筋肉痛みたいなものにあたります。
2型:関節包・靭帯障害
口の開閉時に顎関節に痛みが生じるものにあたります。
ひどい場合、防御機転として口があかなくなる人もいます。
3型:関節円板障害
顎関節には関節円板という、肘や膝でいう軟骨みたいなものがあります。
それがすり減ったり、位置異常を起こしたりすることで関節の動きが変化するものをいいます。
大きく開けるときにガクっと音がするのはこれにあたります。
4型:変形性関節症
説明が難しいですが、歯ぎしりなどの大きすぎる荷重負担によって、
顎関節に摩擦、すりへりや不均衡が進んでしまったものにあたります。
口が開きづらい、ザラザラ・パチパチといった音がするなどと表現される方が多いです。
5型:1~4型に該当しないもの
このように幅広い状態が顎関節症に含まれます。
とくに細かく分類する必要はありませんが、ただ顎が痛いのだけが顎関節症でないということが
お伝えできればと思いましたので、心当たりのある方は歯医者で診察を受けてみてください。
予防、治療法についてはまた改めてお伝えしようと思います。
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