歯の異常歯【カラベリー結節②】
投稿日:2021年5月20日
カテゴリ:スタッフブログ
前回に引き続き【カラベリー結節】についてお話していきます。
【カラベリー結節】の形態的特徴
まず、結節とは医療関係で検索すると【しこり】とでてきますが、歯科において結節は【突起】と捉えていただければ想像しやすいかと思います。突起といっても【中心結節】のように溝の中心にできるのではなく、近心舌側咬頭(奥歯を四角に例えると手前の歯と接している角の付近で、なおかつ舌がある内側)にできます。
【カラベリー結節】の気をつける点
同じ結節がある【中心結節】と違い【カラベリー結節】は折れる危険性はほぼないです。しかし、この結節があることによって歯ブラシが非常にあてにくく歯垢残りが多くなりやすいです。それにより生じてしまうのがムシ歯です。上顎(上の歯)にある為見えにくく、奥歯の内側にあるので当てにくく、そんな場所に突起がある為まずご自身の歯の形態を指摘されない限りご存じない方も多いことでしょう。その為磨き残しがでてきてしまうことが日常的に起こり結果的にムシ歯のリスクを上げてしまいます。
次回は【対策】についてお話していきます。
【カラベリー結節】の特徴に似たものがある方、今まで歯科医院で診てもらったことがない方、歯の衛生指導を受けたことがない方はぜひ歯の健康診断を受けに歯科医院にお尋ね下さい。
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