かむ力がアップすると起こるいいこと|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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かむ力がアップすると起こるいいこと

投稿日:2024年8月14日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。
本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

今日はかむ力についてお話しします。

日々の生活を健康的に過ごしていくために、重要な要素の一つが「かむ力」です。
よくかむことが、口内環境の改善や肥満の防止、集中力アップ、ストレス軽減にも影響すると言われています。
ところが、食生活やライフスタイルの変化によって、日本人はあまりかまなくなっているようです。
ある調査では「食事の際によくかむことを意識していない人は6割以上いる」という結果が出ています。このように、かむことの重要性が薄れている人が非常に多くなっています。

食べ物をかむ目的として食べ物のおいしさを引き出すこともあります。
私たちは最初に食べ物を見たり、においをかいだりして、「おいしそう」と感じます。
口に入れてからは、舌触りやかんだときの歯ごたえ、そして味覚や嗅覚による味わい、さらに「ポリポリ」「カリカリ」とあった、かむ音からも食べる楽しみを感じます。
つまり、食べるという行為は、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感をフル活用しているのです。
この一連の流れから、かむことは、おいしさを引き出すために必要な作業です。
よくかむことで食べ物は唾液と混ざり合い、「味」が溶け出してきます。
それが舌にある、味を感じるための味蕾(みらい)を刺激します。
*味蕾は舌のつけ根の近くの奥歯のある付近に分布しています。
 ですから、食べ物を奥歯でよくかむと、唾液に溶けた味成分が多くの味蕾に到達することとなり、味わいが増し、さらに持続的に味を感じることができます。
こうして味わいが増して、食べ物がおいしく感じられるのです。

口の中の食べ物は形状だけでなく、味や舌触り、歯触り、温度などもひとかみごとに変化します。それに伴って、味覚、触覚、嗅覚、聴覚への刺激も変化します。
よくかむことでおいしさがどんどん変化しますし、よくかむことで初めてわかるおいしさもあるのです。
ほんの数回かんで飲み込んでしまったら、食べ物が持っているおいしさを十分に味わえないのでもったいないことをしているのかもしれません。

そのほかにも、肥満度(BMI)にも関係があります。
よくかむことにより、味やにおい、舌触りなどの情報が脳に多く伝達され、満腹中枢が刺激されます。さらに、糖の吸収が速く行われるので、血糖値も早くあがります。
こうすることで満足感が得やすくなり、過食を防げることにもつながります。

つぎに「かむ力」を活用するには・・
・切り方
 大きく切った食品は、飲み込む前によくかむ必要があるので、かむ回数が増えます。
・加熱時間
 野菜は食物繊維も多く、全般的にかみごたえの大きい食べ物ですが、加熱時間が長ければ 長いほど軟らかくなります。野菜の食べる量を確保するには、加熱野菜は大切なので、歯ごたえを残すために、加熱時間を短くするか、生で食べる野菜を取り入れるとよいでしょう。
・かみごたえのある食材
 食物繊維を多く含む食品や弾力性のある食品などは、かみごたえがあります。かみごたえのある食品を積極的に食事に取り入れると、自然とかむ回数が増えるため、かむ力を高めることごできます。
・水分量
 水分の多い料理は、十分にかまなくても飲み込めてしまいます。そのため、汁やタレがたっぷりの料理ばかりに偏らないようにしましょう。

食事中は、楽しい雰囲気も大切です。
「せっかく食事をするのだから、しっかり味わおう」という気持ち、よくかむように心がけるのもよいでしょう。

ただ、お口の中の状態が悪いと、かみたくてもかめないということもあるでしょう。
定期的なクリーニングやむし歯のチェックも行い、充実した食事がとれるように心がけましょう。

お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。

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