口腔ケア 誤嚥性肺炎
投稿日:2022年3月2日
カテゴリ:スタッフブログ
今回は障害をお持ちの方や、要介護、高齢者の口腔ケアのポイントについておさらいしましょう
口腔ケアとは
うがい、歯磨き、入れ歯の清掃、粘膜や舌の清掃で汚れを取り除くケアと
お口の体操などで口腔機能の維持・回復を目的としたケア(パタカラ体操など)
から成り立っており、この2つがうまく組み合わされること効果が高まります。
虫歯や歯周病予防のためだけでなく、全身の健康を守るためにとても大切です。
というのも、口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防に重要になるからです。
老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む能力(嚥下機能)や
咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが
誤って気管に入りやすくなり発症するのが誤嚥性肺炎です。
肺炎は死亡原因の大きな一つになっていて、侮れません。
要介護高齢者において、口腔の衛生状態を良好に保つことにより
不顕性誤嚥(主に就寝時に起こりやすく、誤嚥してもむせる反射がおきない)による
肺炎を予防することが報告されています。
・口腔ケアを行うための基礎知識
汚れのつきやすい部分(歯と歯の間や歯と歯茎の境目、噛み合わせの溝)
に気を付けて磨くことで、虫歯や歯周病予防、口臭の軽減になります。
入れ歯を装着している方は、留め金がかかっている歯に汚れが付きやすいので、
義歯をはずして磨きましょう。
セルフケアがしっかりできているかの確認に加えて、
プロフェッショナルケアも定期的にしてもらうことをおすすめします。
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