お子さんの歯の白濁について
投稿日:2022年6月10日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は子供の歯の白濁(はくだく)についてお話しします。
歯にできた白い斑点や帯状の白濁を気にされている方も多いかと思います。
その原因は二つ、初期むし歯かエナメル質形成不全によるものです。むし歯といえば黒くて穴が空いている状態を想像しますがその始まりが初期むし歯によるホワイトスポットであることがあります。歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラル分が溶け出す脱灰(だっかい)という状態が進むと歯は光沢を失い白濁し始めます。
脱灰を起こしたからといって必ずむし歯が進行するわけではなく歯には再石灰化(さいせっかいか)作用という修復作用が備わっています。その再石灰化作用を促すものがフッ素なのです。個人差はありますがフッ素を定期的に塗ることにより目立たなくなる場合もあります。
もう一つのエナメル質形成不全とは遺伝や生まれつきの病気。胎内にいるときの歯の形成期に外傷や感染、栄養障害、フッ化物過剰摂取などによりエナメル質が正常に形成されなかった為にできる白い斑点です。エナメル質形成不全の場合、初期むし歯と違って、再石灰化による治癒は期待できません。すぐに治療しなければならないという状態ではありませんが審美的な悩みがある場合ご希望により白濁の部分だけ最小限に削って詰め物をする事もできますのでご相談ください。
お困りの方は、さいたま市中央区 予防歯科 伊藤歯科までご連絡ご相談ください。
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