親知らずって何?
投稿日:2020年7月25日
カテゴリ:スタッフブログ
これまでにも何回かお話ししてきましたが、改めて「親知らず」についてお話ししようと思います。
そもそも親知らずとは何かというと、18歳から22歳くらいにかけて最も
おくに生えてくる前から8番目の智歯という歯を通称親知らずといいます。
この歯は全員生えてくるわけではなく、生まれつき生えてこない人も最近は多くなってきています。
その理由は、歯茎の下で作られていても顎が小さく生えるスペースがないため
一生埋まったままの人や、進化の過程でしっぽが人間からなくなったみたいに
必要ないものとしてもともと作られない人も多くなっているといわれています。
そこで気になるのは、親知らずは必ず抜かないといけないのかというとこです。
結論から言うと、必ずしも抜かないといけないということはありません。
では、どのような場合抜かなければいけないのでしょうか。
先ほどお伝えしたように、必ず生えてくるわけではないのですが、
例えば上下のどちらかだけ生えている場合や、スペース不足でまっすぐ生えてこないことも多いので
しっかり歯磨きなどができず虫歯になってしまう場合は抜いたほうが良いとされています。
親知らず自体は虫歯になっても抜いたらなくなりますのでいつでも良いのですが、
しっかりプラークコントロールできない場合、
隣の歯が親知らずのせいで虫歯になってしまうことも多いため
その場合は早めに抜くことをお勧めしています。
あとは、若いうちの方が抜いた治りも早く痛みが出づらかったり、
できてから時間がたつほど抜くのが大変になることが多いなどいろいろ理由があります。
このように抜いたほうがいいのか、という判断はレントゲンなどをとって専門家に診てもらわないと
わからないので、早めのうちに検診で診てもらうことをお勧めします。
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