補綴の種類④
投稿日:2022年6月28日
カテゴリ:スタッフブログ
伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は歯を失った時の治療法(保険治療)の種類、特徴のお話しをしたいと思います。
歯を失う2大原因はむし歯と歯周病といわれています。
最も多いのは「歯周病」(37%)で、以下「むし歯」(29%)、「破折」(18%)、「その他」(8%)・・・となっています。(2018年、全国2,345の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果より)
歯を失った後の治療法としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3種類があります。
入れ歯・・・失った歯を補うための人工の歯
(保険の物:人工歯と床の部分はプラスチック、部分入れ歯の場合留め具は金属)
メリット:保険治療のため安価で作れる
取り外しが可能なので目で見て汚れを確認することが出来て洗浄できる
ほとんど歯を削らなくて良い
比較的早く作れる
デメリット:噛む力が弱くなる(20~30%)ため、食べられるものが少なくなる
バネを掛ける歯に負担が掛かりグラグラし始める
プラスチックの耐久性を上げるため厚く作るので、異物感が強く話しづらくなる
調整・修理で何度も通院が必要
金属が見えてしまい、見た目が悪い
歯茎に圧が掛かるため歯茎が痩せる
ブリッジ・・・欠損歯の代わりとなる人工の歯を両隣の歯にかぶせる冠と一体で作ったもの
(保険の物:銀歯)
メリット:保険の為比較的安く作れる
治療期間が短い
歯に固定されているため違和感が少ない
「骨粗鬆症」や「重度の糖尿病」の方でも治療できる
デメリット:土台の歯の歯質を60%も削らなければならず、歯の寿命を短くしてしまう
両隣の歯の神経を抜く場合がある
歯の抜けた部分の骨が衰えていきやすい
小臼歯(4番目の歯)より奥の歯の場合銀歯になってしまう
清掃しないと口臭の原因になる
フロスが通らないので食べ物が入りやすい
伊藤歯科医院では、患者様に合った補綴治療に関するご提案、カウンセリングを行っております。
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