頭痛や肩こりがお口の中に原因があることも?|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

抜かない・削らない治療

お問い合わせ・メール相談

駐車場13台

訪問歯科対応

キッズルーム

048-857-5441

予約制埼玉県さいたま市中央区鈴谷4-11-12

頭痛や肩こりがお口の中に原因があることも?

投稿日:2024年12月9日

カテゴリ:スタッフブログ

皆さんの中には頭痛持ちの方や、肩こりに悩まされている方はいませんか?

実はその原因が口の中にあることがあるって知っていましたか?

今回はその原因になっている「顎関節症」についてお伝えします。

 

人間誰でも寝ている間に食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることがあります。

自分自身は寝ているので気づきにくいのですが、周りから歯ぎしりの音を指摘されたり、

朝起きたときに顎が疲れているように感じる方は、

寝ている間に食いしばっていることが考えられます。

これをブラキシズムといい、歯ぎしりギリギリするのをグラインディング、

カチカチ噛むのをタッピング、ぐーっとかみしめるのをクレンチングと呼びます。

このどれもが過度な力を使うため顎関節症につながります。

咬むための筋肉は頭の横から首の横、そして肩まで広範囲でついています。

その筋肉を寝ている間に筋トレしているようなもので、筋肉痛になるようなイメージで

頭痛や肩こりを引き起こすことがあるのです。

 

ブラキシズムの影響は筋肉だけではなく、

ほかにも、耳の近くに膝や肘と同じように顎の関節があるのですが、

そのなかの軟骨のようなもの(関節円板)が、過度に力がかかると

どんどんすり減って顎が開きにくくなったり、

大きく開けるときにガクッと音が鳴ったりするのも顎関節症です。

このすり減ってしまった関節円板は再生しないため、

顎関節症は一生つきあっていく病気なのです。

 

治ることは難しい病気ですが、治療や対応としては

マウスピースを作成し、ひどくならないように守ることが重要です。

そもそもブラキシズムをする原因は、ストレスや疲労が関与しているといわれていますが、

はっきりとはまだ解明されていません。

1年中元気でいたり、ストレスなく生きることは難しいですよね。

そのせいもあってか、顎関節症の患者さんはどんどん増えてきています。

需要の増大で今では3000円くらいで歯医者でマウスピースを作ることができるようになりました。

顎関節症がひどくなってから使用しても治るわけではないので、

少しでも心当たりがある方は、予防として少しずつでもマウスピースの使用をお勧めします。

 

寝ている間のブラキシズム以外にも、TCH(歯列接触癖)も顎関節症の原因になります。

お食事以外に上下の歯が触れているのは基本的によくないことです。

上下の前歯が2ミリくらい離れているのが正常なのですが、

下を向いて何か作業しているときなど、かみしめていなくても

上下の歯が触れているのは顎にとってよくありません。

起きているとき上下の歯が触れていないか意識してもらって、

触れていたら離してもらうよう心がけることも治療、予防の1つです。

 

寝ていても起きていても気づきにくいと思いますので、

歯がすり減ったり、口が開きにくかったり顎関節症の兆候がないか

定期的に専門家に診てもらうことをお勧めします。

さいたま市の歯科検診は伊藤歯科医院まで

トップへ戻る