保険の銀歯はどんな素材?
投稿日:2022年5月7日
カテゴリ:スタッフブログ
保険の銀歯はどんな素材が使われているかご存じでしょうか?
むし歯になってしまったら、むし歯の大きさや位置によっては、むし歯を削って型どりをしてから詰め物を作り装着しないといけません。
戦後~最近までは詰め物というと保険適応の銀歯を入れることが一般的とされてきました。
保険の銀歯は金銀パラジウム合金と呼ばれ、様々な金属をミックスして作っています。
その中のパラジウムが最も金属アレルギーを引き起こす事は知られていましたが、どのようなメカニズムで発症するかまでは分かっていませんでした。 それが近年の研究で解明されました。
保険金属である金銀パラジウム合金は加工することが難しく、加工の際にピッタリと作ることが出来ず、わずかな誤差が出来てしまいます。
目に見えて大きな誤差ではありませんが、目には見えない小さいむし歯菌からするとその誤差が入り口となり、平均5~6年でむし歯が再発してしまうと言われています。
多くの先進国が、アレルギーの恐れやむし歯の再発率が高い素材である「金属」の口腔内での使用を中止したり、制限をしています。
日本ではこのようなリスクがあると知らずに、保険適応内で自己負担を少なくできるため、保険の金属を選ぶ方がいるのも事実です。
伊藤歯科医院では保険治療にもリスクがあるという事をしっかりと理解して頂いた上で保険治療を受けて頂く為にカウンセリングの時間を設けております。
カウンセリングの際に保険適応内や適応外の素材を全てご説明し、患者様お一人お一人に合った治療の選択をして頂いておりますので、詰め物の素材についてご質問がある方は さいたま市中央区 南与野 与野本町 伊藤歯科医院 までご連絡下さい。
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