歯の異常歯について【中心結節(ちゅうしんけっせつ)②】
投稿日:2020年12月5日
カテゴリ:スタッフブログ
【中心結節】の予防処置方法
【中心結節】の処置は大きく分けて2通りあります。
1つ目が【中心結節】の突起が角のようになっているのでポキッと折れないように樹脂タイプのもので円錐状にし、突起をなだらかにしてあげることで、突起の根元から折れる危険性を排除しつつゆっくり先の方から削れるよう促すこと。こちらの処置はあらかじめ削る作業はせずに予防処置が可能なのと自然に咬耗(噛むことで歯が磨り減るように削れること)するよう促すことを目的とします。
2つ目は突起の先の方を少しずつ削り短くしておくこと。あらかじめ短くしておく事で根元から折れる危険性を排除します。この処置は事前に突起の中に神経が通っているかをレントゲン写真を撮影しておくことで確認が必要です。また、神経の有無に関わらず急激に削る作業は象牙質の露出することで痛みが出てしまう可能性があるので、少しずつ確認しながら処置を行っていく必要があります。
(自然とゆっくり削れてくると突起があるところの中心がくぼみドーナツのような形態になりやすいです)
【総合的対応】
生え替わりは自然と起こる現象ですが、永久歯が出てきたとしてもそこで終了ではありません。
乳歯と永久歯は別物です。大きさも形も歯の性質も異なります。
その歯は健康ですか?形や色は正常ですか?向きや出てきた位置は正常ですか?
もしかしたら変わった歯が出てきているかも知れません。
歯科医院は痛いところを治すだけの場所ではありません。どのような歯が出てきているのかお口の中の状態を理解しておくことが健康な歯を保つ第一歩です。お子様の為・将来の歯の為に日頃から健診を心がけてください。
ご自身の歯またはお子様の歯で気になることがありましたら さいたま市 健診 歯の形 で検索してみて下さい
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