インプラント治療の後のメンテナンスの重要性
投稿日:2024年5月1日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!5月に入って暖かい日が続いてきましたね!日中は暑い日もあるので水分補給して体温管理しっかりしてください! 今回はインプラントを入れたあとにメンテナンスにしっかりと通ってくださいと私たちがお話しする理由について説明したいと思います。インプラント治療が終わったあとメンテナンスに通っていますか?歯科医院では治療後もメンテナンスに欠かさず通ってもらうように説明しています。ですが何年か経つと痛みもないし、違和感もないからと言ってだんだんと足が向かなくなる方も少なくないと思います。 インプラントも歯周病になります! インプラントは噛むところから歯の根の部分まで人工物でできています。そのためインプラント自体は細菌などに強いのです。しかし、インプラントが埋まっている歯肉は別で、天然の歯と同様に歯周病になるおそれがあります。 歯周病は歯の根本のまわりに付着したプラーク(汚れ)にいる細菌が歯肉を炎症させて腫れや出血を引き起こします。これがいわゆる「歯肉炎」です。これが悪化すると歯を支えている顎の骨が溶けてなくなっていきます。これが「歯周炎」=歯周病となります。 インプラントの歯周病も進行の仕方は似ています。インプラントに付着したプラークがまわりの歯肉を炎症させて腫れや出血を引き起こします。これをインプラント周囲粘膜炎と呼びます。 これが悪化すると顎の骨にも炎症が及びインプラントの歯周病=インプラント周囲炎となります。周囲炎が進むとインプラントのまわりの骨がなくなり、やがてインプラントが抜けてしまいます。 メンテナンスになぜ来ていただきたいか メンテナンスではインプラントとその周りの歯肉や顎の骨の状態を歯周ポケットの検査、噛み合わせのチェックや、レントゲン撮影なのさまざまな方法で調べていきます。周囲炎や周囲粘膜炎になっていることがわかったらまずは患者さんご自身のセルフケアを見直していただきます。ケアがしっかりとできてないなければ治療して治しても細菌は減らず炎症もひきません。セルフケアが改善されたら歯ブラシでは届かない歯肉の中のプラークや歯石などの汚れを専用の器具で綺麗にしていきます。 周囲粘膜炎の段階で発見できれば元に戻すことができますし、周囲炎になってしまっても早期発見をして顎の骨へのダメージが少ない状態で維持することができたらインプラントを失わずにすむ可能性が高くなります。歯周病と同じく痛みがでたり違和感がでてきてからでは進行していることが多いです。 また歯ぎしりや食いしばりなどの無意識に生じる断続的な強い力によって顎の骨がダメージを受けていることがあります。とくにインプラントはそういった力によってダメージを受けやすいとされています。噛み合わせや上下の歯、インプラントの状態を調べたり必要であればマウスピースの作製をしたりすることもあります。 そのため欠かさずにメンテナンスに来ていただくことで定期的にチェックし、早期発見することがとても重要になってきます。 さいたま市 中央区 鈴谷 インプラント 定期検診 クリーニング
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