子供でも酸蝕歯になるの?
投稿日:2020年6月29日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
以前に歯が溶ける飲み物で、酸蝕歯についてお話しさせていただいていますが、今回は子供の酸蝕歯についてお話ししていきたいと思います。
まず、酸蝕歯についてですが、酸蝕歯は飲食などにより酸が直接歯に作用して歯を溶かすことで発生します。
通常の食事で少し酸性のものを食べても、唾液の作用によって中和してくれるので、そう簡単に酸蝕歯にはなりません。
しかし、乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯の質が軟らかいので酸蝕歯になりやすい傾向があります。
原因としては、乳酸飲料や胃食道逆流症、薬の服用などです。
乳酸飲料はph3.3~3.6と酸性度が強い飲み物です。果汁100%ジュースや野菜ジュース、スポーツドリンクはph4.0以下となっています。
食事と一緒に飲む分には問題ないですが、寝る前に飲んだり、哺乳瓶やストローマグを使用してだらだら飲みなどの摂取方法を誤ると、酸性歯になります。
胃食道逆流症は、小さなお子さんは、食道や胃の発達が未熟なため、食道に逆流してしまうことがあります。授乳の姿勢や授乳量によっても逆流してしまうことがあります。最も多くみられるのは6~7ヶ月頃で、それ以降は徐々に減っていき、1歳半頃までには逆流を起こさなくなります。
また、自閉症やダウン症のお子さんも過食や嘔吐によって酸蝕歯になることがあります。
必ずしも酸性のものを飲食したら酸蝕歯になるわけではありません!
口の中に長く飲み物を置かず、摂取頻度を少なくしたりするなどの工夫が必要です。定期的に検診(歯のクリーニングなど)をして、歯の表面に異常がないかどうかチェックすることも大切です!
子供の酸蝕歯に関して何かご相談があれば、伊藤歯科までお越し下さい^ ^
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